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フリーペーパーってアツい!

 先日、『nami通信』の納品に行ってきたフリーペーパー専門書店 ↓

ONLY FREE PAPER NAGOYA

 持ち帰ったフリーペーパーたちを眺めていましたが、どれも、じっくりリラックスして読むことができ、気づくと、その面白さにハマってしまっています。

屋上とそらfree


表紙 この刺繍すごく好き

 ショップのオーナーが発行している『屋上とそらfree』
 フリーペーパーを開くと、その号で特集されている屋上写真が載っています。

屋上写真


 昔デパートの屋上にあった遊園地、または、遊具などなくても、屋上の室外機や、その横に置いてある缶コーヒー、誰かが置いたベンチなど、そんな風景が好きなのだそうです。
 昔から、ダムや団地などのブームがありましたが、屋上ブームもやってこないかな?という思いがあるとのことです。
 1号1号『屋上とそらfree』を見ていると、発行者の屋上に対する思いやその魅力が、じわじわ染み込んできます。いつのまにか屋上に惹きつけられている自分がいます。

 屋上って、普段、人が来たり、人に見られたりしないところなので、建築設計者からすると、オモテは頑張って見栄えよくデザインするけど、屋上はウラなので、そこに見栄えの悪い室外機や配管などを置いてオモテから隠したりするところであって。その裏方だからこそ、面白いのかなーと。洗濯物が干してあったり、喫煙スペースがあったり、生活してる人や働いている人の生身の部分が見えちゃう。
 高層ビルやタワーの展望室から、普通のビルの屋上を見下ろすのも好きです。あ、あそこはレトロなベンチが置いてある、あそこは家庭菜園してるな、ここは廃材が並べてある、など。普段見えないところ、見えちゃいけないところが見えちゃうのが面白いなと思います。
 『屋上とそらfree』発行者とは、また視点がずれているんだとは思いますが。このフリーマガジンを読みながら、そんなことを考えました。

 他のフリーペーパーも紹介すると

ケッサク

 手に取ったvol.12 (Sep.2023) の特集は「浮いてる」。「浮いてる」をテーマにしたエッセイや、映画紹介などが載っていました。
 私も、昔から、集団に馴染むことよりも「浮いてる」ことの方が多く、今だって、まったく子供の学校や習い事のママ友さんたちと馴染めないのですが、面白いテーマだなと思いました。
 私も「浮いてる」をテーマに文章書いてみようかなと思いました。

岩代おじさん図鑑

 福島県二本松市の岩代で地域のために働いている「おじさん」達の図鑑です。21名の方の写真や仕事が紹介されています。
 これを見て、中年女性である私は、「おばさん図鑑」も作ってみたいなと思いました。なんだか世の中、おじさんと若い女性だけ注目されていて、「おばさん」の存在って無視されてないですか? 「おばさん図鑑」作って、中年女性を全肯定したいです!

フリーペーパーってSNSより自由かも

 なんだか、最近、SNSでも、好きなことや本音が書きづらいなと感じる今日このごろ。フリーペーパーの方が、自分の好きなこと、熱くなっていることを表現できるのかもしれません。

 読みたい人にだけ読んでもらえればいいですしね。
 一般誌よりも好きなことに突っ切っていて、楽しんで作っているのが伝わるほど面白いです。


 nami通信もこんなふうに、やりたいことに突っ切っていけばいいんでしょうか? とにかく楽しもうと思います!


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