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想いをカタチに〜夢を叶えた高校時代の出来事〜

想いをカタチにすること。

自ら切り拓いていくという勇気と志を持ち、決して諦めずにチャレンジし続けること。
これが私の大切にしているモットーであり、行動指針です。

それはこれまでの学生時代からの社会との接点やビジネスでの経験から形成されています。
想いをカタチにする、まさに夢が実現した高校時代の「パン新商品開発の夢実現」の話を今日はしますね。

私はパンがとても大好きなのですが、パンノートというノートを日々持ち歩き高校時代、大学時代はパン屋さんめぐりをしたものです(笑)

さらに高校時代には、周りの友人にもパン好きが多かったため、仲間を集って「パンサークル」を結成。
友人を自宅に招いてパン教室をしたり、学校の昼休みにサンドイッチパーティを企画したり、また全国のパン屋さんを巡ったりしては「こんな理想的なパンが欲しい」と考案したパンのアイデアをノートに常に纏めていました。

活動をしていく中で、次第にこんな想いを抱くようになりました。
「ただ考えているだけでは何も始まらない。想いをカタチにしたい!」「たくさんの人を美味しいパンで元気に、笑顔にしたい」と思い、新商品の企画書をつくりました。

新製品のパン企画を募集をしていたわけではなく、ただ純粋に「実現したい!」という想いで某大手製パンメーカーにこの企画書を送付。

なんと・・・しばらくして、そのメーカーから自宅に電話があり、会社の方が我が家にやってきました。当時、高校2年だった私はただただびっくり笑

「企画を商品化したい。本社まで一度来てもらえないか」とお話をいただき、その後本社に赴き、商品開発会議に参加をすることとなりました。

本社では経営層の方々にお会いし、ご挨拶させていただいたり、また商品開発会議に参加し、企画・開発の方たちと商品化に向けて具体的な話をしました。
社内を丁寧に案内いただいたり、社食にいったりと、高校生の私からするとかなりの緊張はあったものの、感動とわくわくが止まりませんでした。

世の中には、こんな素敵な会社があるんだと知ったこと、社会で仕事をすることが楽しみになったのも、この時の経験がありました。
そして、その後、商品化が進み、発売が決定。

提案したアイデアがカタチとなって実現するという経験から「想いをカタチにする」面白さや、自ら切り拓いていけば道は開けるということを強く実感した出来事でした。

このとき、ビジネスというものに初めて触れ、経営者や社会人の先輩方と接し、夢や想いを語ることができたということにも大きな刺激を受けました。
このときの行動と、実際に「自分が企画したパンを世の中に生み出す」という夢を実現し、「たくさんの方に商品を気に入っていただけたこと」は自分の誇りに思っている経験であり、これは、学生さんや自分の息子にも話しています。

◆なぜこのような行動に至ったのか
高校時代のエピソードに関して、なぜそのような行動に至ったのか。さらに中学生時の原体験があります。
まさに思春期の中学生。少しぽっちゃりした体型で、自分はそれほど気にしてなかったのですが、あるとき友人から「ぽっちゃり体型だよね」と言われ、自分のコンプレックスのように思うようになってしまいました。

それ以来、何をしたかというと「痩せたい」という気持ちで、食事制限のみのダイエットをしました。まだまだ育ち盛りの中学生にも関わらず、ほとんどなにも食べない生活を繰り返していました。

体重もどんどん減っていきました。しかし、半年後、大きく体調を崩し、倒れました。いつしか、食べることが怖くなってしまっていました。心も深く傷を負っていました。その後、入院し、しばらくは通常の身体には戻りませんでした。

両親には心配をかけ、身体もままならない状態。このままではいけないと思うようになり、まずは元通りの健康状態に戻るようにしていきました。
「食べることの大切さ」「健康でないと何もできない」そう思い知った辛い経験でした。そんな私に、大きな出逢いが訪れました。

それは、地元のパン屋さん「サカエパン」との出逢い。
サカエパンの栗メロンパンを友人からもらい、一口食べてみると、「世の中にこんな美味しい食べ物ってあったんだ!」とても優しくて、ほっとする美味しいパンでした。

これまで食べることに対して怖くなってしまった私ですが、サカエパンの美味しいパンに出会い、食べることの楽しさをしりました。

そこから、パンの魅力にはまっていったのですが・・・

友人に美味しいお店を紹介し「Namiちゃんが教えてくれたあのお店のパン、すごく美味しかった。教えてくれてありがとう」と言ってもらうとすごく嬉しい気持ちになりました。

この経験から、「何をするにも健康、そして食生活は大事であること」そして、「自分のような経験をさせたくない」、「食を通じて、人を笑顔に元気にできるような活動をしたい」と強く想うようになりました。
この強い想いがあったからこそ、たくさんの人を笑顔にできるようなパンをつくりたい!と新製品の企画書をパンメーカーに提案するという行動になったのではないかと振り返っています。

何か行動を起こすにも、理由なり、強い想いがある。そう感じています。

これからも「想いをカタチに」することを大切にしたいですし、いろんな方にこの経験を伝えて、一歩行動を踏み出すきっかけにいただけたらいいなと思っています。

Nami

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