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車中泊しながら北海道アルパカ旅②-フェリーで旅立ち-

岐阜→苫小牧

車パンパンの荷物を積んで北海道へ

荷物がすごいことになってしまった。

北海道車中泊アルパカ旅は今の所13泊予定。でも台風14号の影響で前半は雨模様なので1泊伸ばして14泊になるかもしれなかった。
月の初めに母の13回忌があるため、さらに伸ばすことはない。

そんな感じで、あれこれ荷物を詰め込んだらパンパンになってしまった車に乗り込み、岐阜を出発。

フェリーに乗り込む

新日本海フェリーは30分遅れ。連休前の影響で車は満車。全ての車を収納するのに時間がかかっていた。
夫は車を船に乗せるため、同乗者のわたしは車を降りて徒歩で船に乗り込む。 

ここでワンアクシデント。携帯を落として画面の保護ガラスが割れてしまう。普段落としても破れないのに旅の初日で…

船に乗り込んだ際、面白かったのが人の動き。
どこに何があるのかをみんな右往左往しながら確認していた。もちろん私も。

ゴージャスな飾り

「これ、RPGで最初に船に乗ったらとりあえず行けるとこ全部うろついて確認するやつやね」と夫に話す。
「甲板に行ったら戦闘始まるやつな」
私はテイルズオブファンタジア(超名作RPGである)のことに思いを馳せた。
皆さんは各々お好きなゲームを思い浮かべてください。

外を眺めながらぼんやりするのにぴったりだった窓辺のソファ席が気に入り、夫と「朝早く起きた方がソファ席の場所取りをする」とだけ決めて、お互いの寝場所に移動。(夫は鍵なしの部屋、私はかろうじて中鍵が掛けれる半個室)

20時間の船旅の開始だ。

気に入ったソファ席。ここを明日はキャンプ地とする


フェリーの上では携帯が通じないため、時間で集合する形をとる。デジタルデトックスの始まりだ。

携帯がない頃は時間と場所で待ち合わせをしていたんだったな。よく出会えたもんだよ、みんな。

船は台風なんてどこにいったの?ぐらいに波は穏やか。
でも、寝る時には船の振動音が多少気になり浅い眠りが続く。耳栓をして、事前にダウンロードしておいた漫画を読みながら就寝。

快晴、穏やかな船旅

朝目覚めると5時半。
ふと、あ…日の出が見たい…
と思いたち携帯で日の出の時間を調べようとするも電波が無いことに気づく。
気がつくと太陽が登っている時間にしか起きていないから日の出の時間もわからない。

窓がない部屋なので、もう起きてしまえ!と貴重品を持って甲板に出かけた。5時50分。
既に朝日は顔を出してしまっていた。出遅れた。

登ってしまった朝日

外の風も穏やかで湿気もなく、実に爽やかな風が吹いていたのでしばらくぼーっと海を眺めた。

朝早く起きすぎてお腹が空きまくり、夫も起きてこないので一人モーニングをキメる。
タッチパネル注文でセルフレジ。快適です。
船はちょうど新潟の佐渡島付近を航海中。

モーニングセットをキメる

夫も起きてきて、昨日の夜からお気に入りになったソファ席でゲームをしたり本を読んだり寝たりしながら各々の船の時間を楽しむ。
台風の様子が気になるけれど、電波が入らないから諦めて考えないことにした。


お昼頃。船は秋田の男鹿半島付近。
窓の外は相変わらず快晴で、お隣のソファに居るご夫婦も「台風の気配すらないね。どっか行っちゃわないかしらね」と話していた。ほんとに、このままずっと快晴ならいいのになあ。

道東のアンオフィシャルブック.doto
読み応えある

マイルドに船酔いする

はじめてのフェリーなので揺れが大きいのか無いのかよく分からないけど、少し船に酔ってしまった。
ドラクエ11のクリアを目指して勤しんでいる夫を残して酔い止めを飲んで客室で横になることにした。

それからはズンズン調子が悪くなって、ずっと寝て過ごしていた。船に降りる時がチェックアウトだから、いつでも横になれるのは安心システムだ。ホテルの連泊と同じような感覚。

苫小牧に到着

夜8時40分ごろ船は苫小牧港に到着。
混雑回避のため、同乗者も一緒に車に乗って出て良いそうだ。一番下の階に車を停めたので、出る順番は最後になった。(乗用車の後にバイクや自転車の人たちが下船する)

夜道を走っていたら、道路脇に鹿2頭が佇んでいて「ひえっ、鹿」と思わず声にでる。
夜の鹿には気をつけねばと予備知識があったので「かわいい」なんかより恐怖が先に。いきなり北海道の洗礼を浴びた。
夜は移動しないようにしよう。

本日のお宿、道の駅ウトナイ湖。
たくさんの車が駐車場で車中泊している。ナンバーも全国津々浦々。連休ですもんね。

今回たくさんの荷物を持っていったので、車内に寝るスペースを作れるかな…と不安だったけどなんとかなりました。良かった良かった。

車内で天気予報を見ながら予定の立て直し。
明日は札幌付近にいることにした。えこりん村さん、アースドリーム角山農場さんを回る予定。

苫小牧の夜は湿気を含む空気に包まれ22℃になり、ドアネットをつけて(これも旅のために買い足したアイテム)少し窓をあけておくことに。
ではおやすみなさい。

旅先にて

読んでいただきありがとうございます。サポートをいただいた際には、より良いアルパカ雑貨を作るためアルパカに会いにいく旅費に充てさせていただきます。