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LAから運ばれた希望の種とは !?〜辛酸なめ子の「LAエンタメ修行 伝聞録」

周りの人たちをエンパワーメントする力を持っているLimさん。LAのMutsumiさんに紹介していただいたスピリチュアルで謎めいた女性に、先日直接お話を伺うことができました。

「日本に来てから毎日、妹と会っていたんです」と語る、スレンダーな美女。妹とは? 彼女のインスタを見ていると、何度も妹というワードが出てきて、すごい仲良し姉妹なのか、そんなにたくさん妹がいるのか気になっていました。聞くと、Limさんの周りの年下の女子はみんな「妹」になるんだそうです。

「50人くらいいるかな。他の国にいる子もいてどんどん増え続けてるから。妹ほど数はいないけど弟もいる。私は男性に対して非常に厳しい目を持っているので。弟たちは、これからの時代に向けてがんばれよって感じ」

さらにもっと少ないけれど「希望の男」と認められたメンズもいるそうです。

「私が知っている希望の男は今まだ10人弱で、影響力が強い存在。次の時代に必要な希望の男性達です。彼らが良くなってくれれば、周りの人たちにも良い影響があると信じてる」
本人に「希望の男だよ」って伝えると喜んでもらえるそうで……そのほめ方、まねしたいです。

さて、日本でたくさんの「妹」と 会ったLimさんですが、彼女たちが一様に何か悩みを抱えているのが気になったそうです。

「みんな何かしら悩んでいるのですが、考え事をしていると前頭葉を使っちゃうからモヤモヤの本当の正体を突き止められないんです。でも、体からアプローチしてリラックスすると、なんだ思っていたほどは悩んでなかったんだ、と気づく。悩みの周りにあったモヤモヤが晴れるというか。私も六本木で妹にサウナに連れて行ってもらったんですが、その時の体験がすごかったです」

サウナというと最近ブームの、体と心が整うという風習ですね。スピ感度が高いLimさんがサウナに入ったらどんなことになるのか気になります。

「サウナの入り方を教えて貰って、サウナと水風呂の3セットを繰り返しました。そうしたら、世界がタテにグルグル回転し出した。体の細胞や血液が炭酸になったみたいで、身体中からブツブツブツってずっと聞こえてるんです。今まで使ってなかった血管をすごい使ってる感じ。脳内ドラッグみたいなのが出てる感覚で、あれにみんなハマってるんだろうなって。3回目になるとタテ回りがなくなって、よりふわーっとしたリラックス感が増えてきて、降りてきたりいろんなものが見えたりしました。副交感神経が働いている時はメッセージを受け取りやすいんです。自律神経も一気に整いました。フワフワになって違う星を歩いてる気分で帰りました。」

熱波が苦手でサウナには一瞬しか入れなかったのですが、そんなにいい感じにトリップできて合法ならやってみたくなります。
「妹たちの話を聞いて、コロナ禍で部屋に閉じこもっていて辛くなっちゃっている子が結構いたけど、リフレッシュのアクション起こしていないのが原因だと思った。そういう子たちには、サウナ行きなよってアドバイスしてます」

かつて「ホットドッグ・プレス」の悩み相談のページで北方謙三氏が、悩める男子たちに「ソープに行け!」と回答していたことを思い起こします。悩める現代人には「サウナに行け!」というアドバイスが効きそうです。

日本人の幸福度の低さの要因とは

Limさんは、アメリカ人と比べて日本人は自己肯定感が低いのも気がかりだそうです。

「ユニセフの調査で、日本の子どもの精神の幸福度はワースト2位だったというニュースを見ました。いかに、小さい時に自分を愛する方法を教えられていないかですよね。親も学校もどうやって教えるかわからない。何かができるようになったら自分を認めて良い、という風潮だけど、それだといくらやってもダメ。今のままの自分でいいって思えるようにならないと永遠に何か追いかけて疲弊するだけ」

たしかに親からはホメられたことよりも否定された思い出の方が残っています。「愛」という単語自体使うのは気恥ずかしい、という空気が日本にはあるように思います。洋画を観ると頻繁に親子で「愛してる」と言い合っていて驚きますが、日本人でそれをやったらぞわっとしてしまう……。「愛」に対して一歩引いた民族なのかもしれません。

「必要なのは自主性を高めて自分の意見を言えるようになること。意見交換して理解するというトレーニングをすることで、自分は自分でいいし他人は他人でいい、意見は違ってもそれはそれでいいと思えるようになります」
というLimさんのご意見が教育関係者のどなたかのところに届けば良いのですが……。

「私の使命はそこですね。自己肯定感が低い人たちにそのままでは自分が苦しいよねっていう気づきを与える。希望の種を手渡して育ててもらいたいです。本当の自分を見つけてありのままを受け入れられると、自分で自分を大好きになれる。自分を好きになれたら幸福のエネルギーが自然にわきます。その人がまた別の人に希望の種を渡して行きどんどん広がっていく、というのが理想です。うつで会社を休んで大変な状況だった子がいるんですが、いらない感情や固定観念を手放して、体と心が元気になって他の人にいい影響を与えられるまでになったんです。希望の種っていうのは、気づきですね。その本人にとって何が本当に必要なのかって気づかせるのが一番大きいです」

Limさんによると、それはいわゆる自己啓発とは別の方向性だそうです。
「自己啓発じゃなくて、自己潜水しないとならない。自分の中にあるものを一緒に潜ってあげて見つけ出してもらうんです」

このところ遠出もできず海にも行けないですが、インナー潜水ならインドアでもどこでもできますね。Limさんの周りには彼女に感化された妹たちがたくさん集まってきて、いつかそんな彼女たちと一緒に「妹村」を作るのがLimさんの夢だそうです。

「年に一回数日間キャンプして、見たことないお祭りをやりたいなと思ってます。閉じたコミュニティは苦手なんですが、いろんな業界のプロフェッショナルが集まって心と心が繋がる場にしたいです。アメリカにいる時に、歩いていたら自分のちょっと先の未来が見えたんですね。緑深い場所で人を招き入れるみたいな。自然の中でいろいろ体験できるリトリートの場所を作るのも良いなと思いました。候補地は北海道です」

と、将来のビジョンを語るLimさん。ちょっと先の未来の地球が自然豊かでまだ滅亡していないようで良かったです。1.2時間ほど話して私も希望の種を植えてもらった感じがします。そのあとLimさんは渋谷で23歳のイケメンにナンパされたそうで……宇宙とつながっているととにかくモテるようです。彼女の能力はガチだと確信しました。

Limさんのインスタはこちら

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