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ワーケーションで京都紅葉さんぽ(瑠璃光院~蓮華寺~下鴨神社)

こんにちは。なみおかです。先日ワーケーションの記事を書きました。

夫の短期出張で大阪に来ており、平日はリモートワークでお仕事、週末は京都を中心に観光をしています。

今回は、京都市内から洛北エリアに位置する瑠璃光院~蓮華寺~下鴨神社を散歩してきました。最近は、インスタグラムや京都のホームページで紅葉情報をチェックして、週1ペースで京都に行っています(笑)。

瑠璃光院の鮮やかなリフレクション

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出町柳駅からレトロな叡山電車にゆられて終点の「八瀬比叡山口駅」で下車。そこから5分程度歩いたところに瑠璃光院(るりこういん)はあります。

瑠璃光院は、岐阜市に本坊を置く「浄土真宗無量寿山光明寺」の支院で、もともと別荘として造営された建物なんです。

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黒い机の天板に紅葉がリフレクションする美しい景色が有名で、私はこの絶景が見たくて足を運びました。水面に映っているようで、見とれてしまいます。

この時期は予約制で、紅葉シーズンの11月はほぼうまっているので、キャンセル待ちをチェックしてなんとか予約できました。

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1階には臥龍(がりょう)の庭と呼ばれている、苔の庭園があります。つい深呼吸してしまうほど、爽やかな空間が広がっています。

瑠璃光院は窓から見える景色、廊下から見える景色、どの景色を切り取っても美しく整っていて、気持ちが満たされます。

絵はがきのようなやさしい空間「蓮華寺」

瑠璃光寺から10分ちょっと歩いたところに蓮華寺(れんげじ)というこじんまりしたお寺がありました。門をくぐると立派なイチョウの木と、みごとな紅葉が広がっていました。

応仁の乱に焼失したものを江戸時代初期の寛文2年(1662年)に、加賀前田藩の家臣、今枝近義が再建したものと言われています。

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青空ともみじのコントラストが美しい。まるで炎のよう。熱が伝わってくる紅葉。エネルギーをもらいます。

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イチョウの落ち葉が模様になっていて、とってもかわいかったです。

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石川丈山による、池泉回遊式庭園。

お坊さんが天台宗の教えである十界(じっかい)の話をしてくれました。人間の心の全ての境地を十種類に表現したもので、「地獄→餓鬼→畜生→修羅→人→天→四聖→声聞→縁覚→菩薩」の順番で仏に近づいていくということ。

菩薩は「心が落ち着いていて、ベストな状態。さらに行動もできている状態。」という説明でした。話を聞いている中で、自分は今どんな状態か振り返ったり、ベストな状態はどんな状態か考えたりしました。どんな時も前向きな気持ちで行動できる人になりたいですね。

お寺の庭園や仏壇は、その宗派の教えを視覚的に体現したものと話していました。昔の人が表現した理想の景色を自分が見ていると思ったら、なんだかほっこり嬉しくなりました。

京都最古の社寺「下鴨神社」

出町柳に戻り、鴨川デルタの近くにある下鴨神社に寄りました。

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下鴨神社までは、世界遺産「糺の森」(ただすのもり)を通っていきます。

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この糺の森がかなり良かったです。木々が生い茂り、小川のせせらぎや、鳥のさえずりも聴こえます。とっても心地よくて、なんとなく神聖な空気で包まれている感じがしました。

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下鴨神社は、世界文化遺産に登録され、上賀茂神社と並んで京都最古と言われているそうです。

なんと、紀元前90年に神社の瑞垣の修造が行われたという記録があり、それよりも前からあったという説があるとか。源氏物語や枕草子の舞台としても登場しているようです。

休日に行ったこともあって、七五三の撮影やお参りをしている家族が多くて、とても幸せな気持ちになりました。


今回も京都紅葉散歩レポートでした。
本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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