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【エッセイ75】寝る前は「無」になろうと思う

不安は何もしないと増える、という言葉に先日出会った。
それは真理だと思った。

夜になって明かりを消して布団に入ると、急に頭の中でぐるぐる悩み始めたりする事って、誰しもあるじゃないですか。
超絶、寝つきいい人は別にして(そういう人が家にいる)。

アレってする事なくて、寝転んでるだけだから悩みが深くなってるんだなってとてつもなく腑に落ちた。

寝る前って本当に悩みが深くなるよね。罠だわ。
朝起きたら、そこまで悩むほどの事じゃなかった……!って愕然とすることあるもん。

これまで太陽の力かと思ってたけど、それだけじゃなかったんだな。

そういや、お腹痛いとき、寝る時間が一番辛いもの。何も気を紛らわすものがなくて。そこまで分かってたのに、不安や悩みがあるときの寝る前のモヤモヤ問題については気づいてなかった。

何かやることがあれば、そっちに意識が集中して、悩みも忘れるものだし、深く悩み続けることもないのだろうけど、寝る前ってもう寝るしかないもんね。明かり消してるし。

とはいえ、翌日も仕事だし、朝起きなきゃいけないから、夜は寝なきゃいけないわけで。
とにかく朝になれば、悩みが軽減してる可能性は大なのだから、何も考えず眠りにつく必要がある。考え始めると堂々巡りになるし。

この何も考えないというのが、結構難しい。
意識がある間は、人は常に何かを考えている。明日も仕事だ嫌だなぁとか、早く家に帰りたいなぁとか、家で本読んで、同僚に借りたライブDVD見て、ギターでも弾きたいなぁとか。自宅大好き人間。

内向的な性格なので(その割に演劇してたりして矛盾してると思われたりするが、自分の中では矛盾してない)、人に対してなかなか自分から積極的にはいけないタイプです。一旦、心を許すとよく喋るようになります。

というのは置いといて。
寝る前、何も考えないってムリだよ!
精神統一かよ!修行かっ!って感じですが、意外に効く方法が一つあった。

五十音しりとり。
まぁしりとりではないんですが。
「あ」で始まる言葉。「い」で始まる言葉。「う」で始まる言葉。
というように、任意の単語を一つ一つ思い浮かべているうちに、まどろみ始め、知らぬ間に寝てしまうという魔法のメソッド(メソッドって私が言うと、急に胡散臭くなったな)。

毎日やってると同じ単語が出てきちゃうけど、私はこれをできるだけ別の単語で考えるようにしている。だってその方が面白いから。
しかし、それにあんまりこだわりすぎると、考えすぎて寝られなくなるので、ほどほどに。

この方法は確かTwitterで見かけたのです。
本当?って思いながらやったら、意外に効いた。
騙されたと思って、やってみてください。
やっぱり騙されたわ、という結果になったらごめんなさい。
効能には、個人差があります(そりゃそうだ)。

何かの注意書きみたいになったけれど、夜はあんまり物事を深刻に考えないようにしましょ、という話でした。
というか、何も考えないで寝よう。
おやすみなさい(現在お昼だし、午後の仕事があるけどねー)。




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