アウトサイド ヒーローズ:エピソード2-12
エントリー オブ ア マジカルガール
悲鳴をあげて拳を振り回すパワードオートマトンの足元を、縫うように雷電が駆ける。ヘルメットの通信機から、ドットの声が話しかけた。
「『マギフラワーの必殺技なら、オートマトンをとめられる! でも、技を撃つまで時間がかかるし、その間は無防備になっちゃうんだ! 足止めを頼むよ、雷電』」
「了解。あの子はマギフラワーってのか! どこでつかまえてきたんだ?」
振り下ろされた拳を避けながら、雷電が尋ねる。
「『詳しいことは言えない……。で