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アウトサイド ヒーローズ

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ポストアポカリプス・サイバーパンク・ローカルヒーローSF活劇小説シリーズです。 1話完結のエピソードを掲載していきます。
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記事一覧

アウトサイド ヒーローズ:エピソード13-14(エピローグ)

ディテクティブ インサイド シティ 「ごちそうさまでした!」  真っ白いベッドの上でキシメ…

そらまめ
5日前
3

アウトサイド ヒーローズ:エピソード13-13

ディテクティブズ インサイド シティ  ナノマシンのヴェールに覆われた水球が、内側からの力…

そらまめ
13日前
1

アウトサイド ヒーローズ:エピソード13-12

ディテクティブズ インサイド シティ 「うおおお!」  男たちの太い叫び声が路地に響いた。…

そらまめ
2週間前
3

アウトサイド ヒーローズ;エピソード13-11

ディテクティブズ インサイド シティ 「……ウス」  カジロ班長の声に応えたのは、反対側の…

そらまめ
3週間前
1

アウトサイド ヒーローズ:エピソード13-10

ディテクティブズ インサイド シティ 「どうしたんだい、お昼ご飯はまだ……」 「しらばっく…

そらまめ
1か月前
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アウトサイド ヒーローズ:エピソード13-9

ディテクティブズ インサイド シティ 「特効薬? “ミュータント風邪”の?」  キリシマは…

そらまめ
1か月前
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アウトサイド ヒーローズ:エピソード13-7

ディテクティブズ インサイド シティ 「盾はいらん、プランA! 直接確保だ!」  PMC特殊部隊のリーダーが叫ぶと、ほころびかけた警ら隊の防壁をすり抜けて、黒い影たちが走る。  黒尽くめの傭兵集団は透明シールドの前に飛び出すと、一斉に大口径の銃を構えた。 「KShaaaaAAAarh!」  粘液に覆われたミュータントは血走った目で周囲を見回すと、鋭い声で叫ぶ。 「総員、距離取れ! 一斉に……」  リーダーは包囲網の周囲を走りながら、部下たちに指示を飛ばした。興奮し

アウトサイド ヒーローズ:エピソード13-6

ディテクティブズ インサイド シティ  昼下がりのカガミハラ・フォート・サイト第4地区、歓…

そらまめ
2か月前
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アウトサイド ヒーローズ:エピソード13-5

ディテクティブズ インサイド シティ  “ミュータント風邪”の感染者が山あいの町で初めて確…

そらまめ
2か月前
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アウトサイド ヒーローズ:エピソード13-4

ディテクティブズ インサイド シティ  空にすっかり夜闇のカーテンが下ろされると、オレンジ…

そらまめ
2か月前
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アウトサイド ヒーローズ:エピソード13-3

ディテクティブズ インサイド シティ 「『済まないアマネ、しばらくカガミハラには行けなくな…

そらまめ
2か月前
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アウトサイド ヒーローズ:エピソード13-2

ディテクティブズ インサイド シティ  昨夜はいい気分で仕事ができた。報告書だってうまい具…

そらまめ
3か月前
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アウトサイド ヒーローズ:エピソード13-1

ディテクティブズ インサイド シティ  アンティーク風の調度が、オレンジ色の照明に浮かび上…

そらまめ
3か月前
3

アウトサイド ヒーローズ:スピンオフ2-7(エピローグ)

オーサカ;シークレット ガーデン  まばゆい銀色の都市、オーサカ・セントラル・サイトの上を太陽が巡り、そして沈んでいく。  深い群青色の幕を下ろす空が、夕焼けに照らされていたビル街を塗りつぶす。星粒のような灯りが、黒くそびえる摩天楼にちりばめられるように輝き、ビルの輪郭を浮かび上がらせた。  オフィスから解放されて家路に向かう人々、鮮やかな光を放つ繁華街。町の色合いが大きく変わる中、うらぶれた地下区域の専門店街“スネイル・ストリート”に店を構えるサイバネティクス・カスタム工