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宿題やり忘れて怒られる夢

まさしくそんな夢を見た。

場所は学校の教室。
自分の姿はバリバリの大人、まさに今の風貌。
授業の始まりだろうか。
先生が机を回って生徒の宿題を確認している。

自分の席は後ろの方。
前の席の方の生徒は難なくOKをもらっている。

そして自分の番。
自分はというと、終わっていない。
全く手をつけていないと言うよりは、
2割くらいしか終わっていないといった感じ。

完全に手をつけていなければ、
「宿題を学校に忘れていました。」
で言い逃れもできただろうに。

中途半端に進んでいる以上、
途中で面倒になって放棄したとしか考えられない。

その未完成の宿題を先生が見ると案の定の反応。
「なんでやっていないの?」
そりゃそうだ。
先生、あなたの反応は正しいです。

しかも、大層な剣幕で怒る。
小さい子であれば確実に泣くようなレベルで。

先生、それは怒り過ぎでは?
と内心思いつつも、
平謝りするしかない。

冷静に考えると、
大の大人が宿題を忘れて怒られている。
なかなか滑稽な画である。

ごめんなさいで済んだら先生は要りません。
とでも言わんばかりに、
その宿題を完成させることになった。

流石に授業中にやる訳にもいかないので、
その日の放課後に教室に残って取り組んだ。

終わった頃には外は真っ暗。
なんならほとんどの先生が帰っている。
どんだけ宿題のボリュームあるんだよと思いつつも、
様子を見に来た先生に宿題を提出。

するとどうだろう。
昼間は鬼のように怒っていた先生だが、
今度は胃もたれするような甘さで褒めてくる。
初めてお手をできたワンちゃんを褒めるか如く。

思わず、
「僕は愛犬か何かですか?」
と出掛かったが何とか寸前でこらえた。

そうしたところで目が覚めた。

こんないい大人になってまで、
宿題忘れで怒られることになるとは。

でも夢とはいえ、変に臨場感があった。

実際のところ、
子供の頃に宿題を忘れる事はそんなになかったと思う。

やらずに出すというよりは、
適当に埋めて出すタイプだった。
いやいや、もっと質が悪い奴じゃないか。

その悪行の罰が今になって来たのか?

人間、悪知恵を働かせるものじゃないのかもしれない。

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