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面倒と捉えるかイベントと捉えるか

靴は基本的に洗うことがない。

スニーカーもそうだし、
運動用の軽い靴もそうだ。

子供の頃は外を走り回ったり、
サッカーもよくしていたから、
靴は洗っていた。

でも今となっては、
靴が汚れるようなシチュエーションがない。

外を走り回ることもなければ、
サッカーをすることもない。

だから大人になってから靴を洗うことがなくなった。

しかし、
大人になってから洗うようになった靴もある。

正確に言うと、
洗うと言うより磨く、手入れする、だ。

それはスニーカーや運動靴ではない。
そう、ブーツや革靴だ。

この手の靴は子供時代に履くことがなかったが、
大人になった今は普通に履く。

ファッションはそこまで気にしてないが、
革でできた靴は好きである。

こういう靴はデザインも当然好きだが、
手入れする時間が好きだ。

ブラシで汚れを取り払って、
クリームを薄く塗り広げていく。
そして丁寧に磨く。

これくらいしかやっていないが、
この時間が楽しいのだ。

革製品のいいところは、
良くも悪くも手入れが必要なことではなかろうか。

使っていくうちに革は柔らかく味が出てくるので、
だんだんと自分専用という愛着が湧いてくる。
それに伴って、長持ちさせようと手入れをする。

自分と共に歳を取っていく感じがたまらない。
今風に言うならエモい。
(もしかして既に死語だったりするのかしら?)

とはいえ、
この手入れが面倒に感じて革製品を避ける人もいるだろう。
確かに普通のスニーカーよりは手間がかかる。

それはそれで何ら問題ない。

結局のところ、
何が好きで、何が楽しいかは人それぞれだ。

自分にとって、
靴の手入れは面倒というより大事なイベントである。

今の季節、
ブーツや革靴が大活躍するだろう。

たくさん育ってくれたまえ。

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