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好きな服を頻繁に着るのは、「卵かけご飯」を食べるのと同じ

わたしはコロナ禍をきっかけに、「毎日違う服を着たり、バリエーションを増やすおしゃれ」を手放しました。
そして、そうすることで「バリエーションを増やすために買っていた、そこまで好きではなかった服」も手放すことができました。

「同じものを頻繁に着るおしゃれ」を楽しもうと決めたのです。

以前はほぼ毎日出社していたので、定期的に会う同僚や上司から「いつも同じ格好をしている」と思われないために努力をしていました。
「おととい打ち合わせでこの人に会ったから…これは着られない」というように。

でも、リモートワーク中心の働き方では、ほぼ同僚や上司に直接会うことがありません。会うとしても、ごくたまにか画面越しなので、同じ服を着ていても、相手はおそらくほぼ気づかないはず。

だったら好きなものだけを着て過ごしたい…! 


この2年で、今のわたしのクローゼット(春対応版)は、

1)(今の)日常用
・近所&自宅でリモートワークの日用の春・秋・冬に着られるニット
(ベージュ2枚、黒1枚)
・家用のデニム
・外出用デニム(デニムで出かけるのは近所だけと決めています)2本

2)時々ある出社や週末の外出用
・スカート(黒4枚、ベージュ1枚)
・ニット(黒、白、ベージュが中心)7枚くらい
スカートは一年中はいているものが多いですが、ニットは冬と春・秋で変えています。

3)ピラティス着
・Tシャツ3枚
・ヨガパンツ2枚

これらがスタメンとして活躍しています。

このクローゼットになってから、逆に服選びが楽しいです。
理由は、おそらく、全部好きな組み合わせになるから。
そして「あまり思い入れのない服」や「なんとなく着心地が悪い服」が一枚もないからだと思います。
はたから見たら「3日に1度同じ服を着ている」状態でも、毎日好きな服を着ているので楽しいのです。

この服生活の心地よさに気づいた時、ふと、何かに似ていると思いました。
それは、「卵かけご飯が好きだから週に3、4日は食べている」です。

好きなものは週に何度食べてもおいしい。
たとえば週に3回以上カレーやラーメンを食べる人もいるように、服もそれと同じでいいのではないか…? と思ったのです。

好きなものは何度でも、は服も同じ。


今思うと、コロナ禍前も「いつも同じような服だな」と思われても別によかったのにな、と今では思います。
自分の雰囲気を感じよく見せてくれ、体形にも合っていれば。「この服をよく着ているな」と思われても別にいいではないか、と。

「いつも同じ服を着ていると思われたくない…!」という思いも、この2年で手放せたこと、手放してよかったことのひとつです。