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「生きた証」として

尊敬する大先輩が亡くなって一年が過ぎた。

四六時中お逢いしてた感じではないが、彼女がいなければ今の私はないというくらいの大きな存在だった。療養のため郊外に引っ越されたのでここ10年くらいはSNS上だけでのやりとりだった。

ふとした日常の写真と、ほっこり元気がでる言葉。まさに「SNS美人」(実際にもお綺麗な方だったが)で思わず「いいね!」を押してしまうような投稿をされていた。

そんな風に出来ないな~、特にアピールしたいこともないし「私は基本見るだけアカウントでいいや」とずっと思っていた。

そんな大先輩のアカウントが今も残っている。思わず伝えられなかった感謝の気持ちをメッセージした。そして気が付いた。私のアカウントには何も残っていないことに。

肉体亡き後も魂の欠片を残すように、昔から作家や芸術家たちは自らの作品を創作している。でも現在は誰でも自分の考えたことや見たものを簡単に残せるツールが沢山ある。「もしかしてすごいことなのかも??」と今更ながら気づいた。

そんな成り行きでこのnoteを始めてみた。飽き性でどうせ続かないと思ったけど今回で30記事目になる。

そろそろ母にみてもらおうかな~。「娘にはこんな一面があったのか」と知ってもらえたら、ちょっと嬉しいかもしれない。

そしてこの世を去った後、なかなか本音で話せなかった人達に「本当はこんな事考えてたのか」とか、全く知らない誰かが「こんな人もいたのか」と、もし読んでもらえたりしたら。。

なかなか夢のあることである。






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