金継ぎ教室に通い始めた③削りと錆漆

7月に3回目の教室に行ってきました。
コロナの影響で教室が閉鎖されていたので、約3か月ぶりです。

今回は3つのコンテンツ

【陶器:おちょこ~削り→錆漆】


①以前の錆漆を削る

今回は、以前施した錆漆の固まった余計な部分を削る作業を行います。
紙やすり(確か600ぐらい)やカッターで少しずつ、もしくは大きく削っていきます。

きれいに削れたときはスカッとします!
ただ、大きな傷口(破片がなくて錆漆で埋めている箇所など)はどんどん掘っていってしまう形になるので注意が必要……

一番難しかったのは底の部分でした。
釉薬がざらざらしたものだと、錆漆があいだあいだに浸透してしまって非常に削りにくい。湯役の部分まで削ってしまいそうになりました。
少しずつ削っていき、少し色は残るものの仕上げました。

②2回目の錆漆

削ってある程度綺麗になった状態で、2回目の錆漆を施していきます。

砥ぎ石と水、その分量と1:1くらいになる木漆を混ぜます。
段々慣れてきたかな。

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底の部分が非常に削りにくいことが分かったので、傷口に塗る錆漆を最小限にするようマスキングテープを張ることにしました。
これが結構骨が折れる作業でした…マスキングテープを小さくマス目状に切ってから、それをピンセットでピタピタ貼っていきます。
ここまでで1時間半くらいかかりました。

マスキングテープで養生ができたら前回と同じく錆漆を刷り込んでいきました。

【陶器:豆皿~麦漆で接着】

おちょこに加え、新しく豆皿を持ってきました。
母のお気に入りで、サイズも小さいのでこれなら比較的簡単にできそう!
まず麦漆で接着していきます。

小麦粉とで粘り気をつけ、1:1の割合で木漆を混ぜていきます。
今回少し水が少なかったかも…結構塊になりました。

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接着した状態になりました。
このままむろに入れて乾燥していきます。

【ガラス~削り→割れたので再度接着】

続いては、前回接着したガラスの余分な接着跡を削っていく作業……
のはずが、割れてしましました(泣
どうやらくっついている箇所の接着剤も知らず知らず取ってしまっていたらしく、破片がぐらぐらしてしまい……うまくいけば漆を塗れたのにざんねんだなあ。

くやしいですが最初からやり直しです。
今度は余分な接着剤が出ないよう、接着剤を最小限にしてなおしていきました。

画像5

初めに接着した時よりはきれいに仕上がったかもしれない。

今回は3つのお直しでした。

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次は、
★おちょこ→削りと錆漆
★豆皿→削りと錆漆
★ガラス→削りと漆

2時間でできそうもない気がするなあ…がんばろう。

おわり

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