金継ぎ教室に通い始めた②削りと錆漆

初日から2週間たち、月2回目の教室に通いました。
(お教室に通ったのは3月です。アップは4月になってしまいましたが)

今日はめちゃあたたかいです。コートではあったけど、マフラーもいらないし歩いてても丁度いい気温で心地かった。

今回は3つのコンテンツ

【陶器~乾いた部分を削る】

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以前塗った麦漆は固く乾いていました。

恐る恐る持ち上げてひっくり返したり、接着面触ってみたりしましたが、心配なくぴったりくっついていました。すごい。

そこにカッターで余分な麦漆を削り落としていきます。
力かけても大丈夫。割れた部分がまた割れるんじゃないかと心配したけど、強度は高そう。中のくぼんでいる部分にうまく刃があたらなくてむずかしい。刃先で少しずつ削っていきますが……
きれいにぴったりと傷口が重なっているところは大丈夫でしたが、麦漆で埋めていたところは思わずえぐってしまっていたり、なかなかむずかしい。

大体所有時間は1時間ほどでした。

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ところどころ焦りましたが、そぎ落とし後は思ったよりきれい!これでも十分…と思ってしまいます。

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【陶器~錆漆をすりこむ】

次に錆漆をつくります。前回の麦漆と違い、これは接着用ではなく傷口を埋めるための材料。

まず砥ぎ粉と呼ばれる土を用意して、塊をつぶしさらさら状にする。
それから水を入れて練っていく。ここで水を入れすぎるとちゃんと固まらなくなってしまうので、少しずつ加えていく。ちなみに砥ぎ粉は、砥ぎ石が取れる山の土だとか。黄色い土でした。

固まったら次に生漆を混ぜる。比率は1:1。
混ざったら小指ほどのヘラで傷口を埋めていく。
コツは傷の向きに合わせてヘラを向けて、刷り込むように漆を入れること。接着面はどちらかが上向きにずれているので、上になっている面に向けて刷り込んでいく。
この工程はこの後何回か繰り返すのだそう。こうすることで、だんだん強度が増していくんだなあ。

大体所有時間30分。ここまでで1時間半かかったので、残り30分で急いでガラスの工程へ!

【ガラス~乾いた部分をけずる】

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これも接着剤を削っていくけど陶器違ってめちゃめちゃ割れそう割れそう…ミシミシいう。慎重にしたので、結局最後まで削ることができませんでした。

この削りが終わった後に漆を塗るのかな。多分。
ガラス用の漆は青や緑、朱色などいろんな色がありましたが、一番傷口が目立ちにくい白にしました。ガラスは表も裏も透けてしまうのできれいに仕上げないと傷口がかなり目立ってしまうみたいで……

購入したガラス用漆は、白といっても少しベージュがかった感じでした。
ガラスの修理は上級者コースらしく、職人さんでも断る人がいるらしい。ビビる。ビビりながらもお教室の人に励まされながら頑張ります。

〇●豆知識●〇

金粉はいま中々取れず価格も上がる・入手も難しくなってるらしく、入荷2か月待ちだった。なので次予約しよう。

次回はガラスの削りと漆塗り・陶器の削りと塗りをやっていこうかな。
コロナの影響で4・5月はお教室休み。早く続きしたい!な!

おわり

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