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HSPという言葉の見方、考え方

時折書いてるけど、たまには書いてみろよー byコアラ

ほんとこう、このものぐさというか、なにか言いたげな表情のコアラさんの画像。

私の中では大ヒットというか、便利です。

という、画像の話は置いといて。

どういう風に見て、どういう風に捉えてて、どう考えてるのか?

書いてる内容次第で、普通にわかると思いますが、そういう事もたまには書いて見るのも大事かもしれない。

そんな感じで、つらつら書いてみようと思います。


まず現状について

今のブームでの扱いは良くないです(キッパリ

まぁ、言わなくても分かると思います。私はこういう事を言うタイプでしょう。そういう記事多いですし(笑)

そして、そう言うのが良くないというだけでなく、突く様な内容を書いてるのも理由はありますよ。

繊細さんとか敏感って、HSPの一部分しか表せないんですよ。一部過ぎて全体像からほど遠いですし、説明不足な言葉なんですね。

それ以上に、こういう部分から実際は何らかの精神疾患が原因なのに、それを認めたくない他、色んな都合の悪さから目を背けるのにHSPという言葉を利用するという、そういう要因になり得る表現です。

人を救いたいだ、そんな感じの事言ってる割にやってる事は、寧ろ崖に追い詰めてるみたいな矛盾を生みますよ?

そういう、言うからには責任もてよ?ってのを、しっかり考えた上での表現なのかは、甚だ疑問です。

HSPとか感覚処理感受性という言葉があり、そちらの方が学術的に正確な方に近い言葉なのに、何でこっちを使わないんですか?

なんですよ。

それだと伝わらないから。

ふざけんなよ?

そういうのを学んで調べて伝えるというのが、情報を伝えるという事です。

HSPだなんだ以前に、言葉の意味とか、そういうのを学校に行き直して学んでくるべきなのでは?

という、身も蓋も内容なのがブームの現状だと思います。

やれやれですよ。


自身がHSPかどうか?

どうでもいいですし、気にしてないです。

そもそも、気を遣いすぎだなんだも、色々感じ取れるからというより、幼い頃に教わった、優しさとか、配慮とか、そういう範疇でしか無いです。

加えて特段意識しての行動ではないし、素で当たり前、自然に、そういう行動が勝手に気を遣いすぎって言われるだけなので。

自身としては自覚は無いんですよ。

他にも、音とかの聞こえ方も、未だに自分以外に聞いてみて、やっぱりおかしいし、聞いた人からは聞こえすぎなのでは?って指摘されます。

こう言うのは音に限らず、光やらにおいも同じく。それどころか、夜寝る時に窓を開けてると入ってくるそよ風、それがもたらす触覚の反応すら感じすぎって言われます。

五感以外では、痛覚なんかも同様で、周囲からしたらその程度。

でも、私の方は傷口にからは色んな痛みや風どころか、空気抵抗による影響を嫌でも感じてしまうんですよ。傷口から痛みの信号が脳に届きますし、頭の中すっごく気持ち悪くなる、それが過ぎれば嫌でも吐き気なんかも誘発される。

なので、こう言う場合は「大げさ」とか言われなくもない。

何をどうあがいても、自分の普通が過ぎてるんです。あくまで私個人の話だし、私は感受性が高いとしか言ってはいないですけどね。

対人関係でも、臨床心理士の先生から、聞き上手の伝え上手、言葉に関しては検査結果以上だと思いますし、検査がスムーズで凄くやりやすかったです、という風にウェクスラー成人知能検査の時に言われました。

また、カウンセリングでも、周囲を感じ取り過ぎ、取り込み過ぎてて自分がないという印象もあるという感じで、人の事を自分の事の様に感じすぎ、処理し過ぎとかも指摘されました。

それが普通というか、素なので意識してないですって返したら、一瞬固まりましたけど(笑)

実際問題として、記事を書くに当たり、そういう表現をして初めて伝わるか?理解してもらえるか?みたいなギリギリの線だったりもします。

意識してなくても勝手に入ってくるし、相談上手というのも相手の話を聞きながら、登場人物が勝手に脳内で動いてくれるので、そこから得た事を伝えたりすると、なんでかビンゴ、的中してしまうんです。

この位なので、カウンセリングの時も、こう言うのって普通に出来ないですか?って聞いて、普通じゃないです(笑)って言われてしまい。

あれれ~?おっかしいぞ~?なんですよ。実は指摘された方が、混乱してしまうという感じもあります。

そんな状態にあって、今のブーム以前からHSPという言葉は知ってましたし、それなりに調べたりして、あー、もしかしてこういうタイプなのかなぁ、多分そうなんだろうなぁくらいには思いましたけど。

それを自分にハメたり、自分が言葉にハマったりはしてません。

そうする事で、少なからず意識してしまい、自己判断って鈍ったり、誤った方向に行くのも人間ですからね。


そもそもの話として

HSPだったとして、それが何になるっていうんです。

自分の持ってる気質、特性みたいなもので、何がどうあれ自分で向き合うのは必要ですよ?


群集心理しかり、情報発信しかり。

もう少しこう、痛い所を突かれないように振舞わないと、途端に諸刃の剣が折れて自分にささるようなもんです、HSPなんてのは。

それに、人としての感じる部分が抜きんでる=予め察知する事も出来るようなもので、そこから上手い事予防線張ったり、防御策講じたり、そういう事が出来るタイプでもあると思います。

なので、隠し上手になり、親すらも誤魔化しきってしまうって話でね。

認知が広がるのは良いんですが、それは間口が広がる事でもあり、玉石混交で色んな人が触れる事にもなり、それが現状だと思います。ですが、そうなればそうなるほど、正規分布曲線みたいに、中央に集約する様な物です。

そして正規分布曲線から見ると、自然と少数派の方が、感じ取れるタイプか感じ取れないタイプという形になり、この時点であるあるに乗ってるだけだと中央側に飲まれて外れてる、という証明を自らしてしまい、自分で自分の首を絞める事にもなるという話。

なので、ブームがある前から知ってても、迂闊に触れなかったんですよ。

なのにまぁ、心理学上にない言葉の繊細さん飛びついてるとか、安易にもほどがあるという物で。

正規分布曲線の話を出しましたが、心理学だけでなく、そう言う統計の話も出来ないと途端に崩れてしまうと思いますよ。そもそも、出てきた研究成果ってそういうのも含めた上で出て来てる、でも分野が心理学なので、心理学上の概念という話になる。

こういう難しさとか、複雑さもあるんですよ。研究ってお仕事して成果をだすというのはね。

だからこそ、HSPとか感覚処理感受性という言葉です、心理学上の概念ですって訴えているんです。

それが正しいとかそういう話ではなく、繊細さんなんてボロ出てる人が多いですよという、遠まわしの指摘です。

HSPなら、このくらい感じ取れるなんて余裕でやれそうなんだけど、出来てない人が正直多すぎです。


病院での診断について

自分の話ではないですが、痛い所を突かせてもらいますね。

保険診療、医療点数、その仕組みって知ってますか?

現状、診断基準が無いどころか、精神疾患としても確立してないので、病院で診断、診察したとしても、保険は適用されないはずだと思いますが。

どうなってるんでしょう?この辺のこと。

ちゃんと、自費で自腹切ってます?

必要以上に触れると、そういう部分にメスを入れかねないので触る程度にしますけど。

と言いつつ、突っ込んでますけどね。


まとめ&後記

サボテンダーの攻撃「はりせんぼん」

気分はサボテンダーですね。

という、ボケなのかよくわからないネタはほどほどにして。

保険診療云々については突き過ぎかも知れませんが。でも、現状頑張ってる医療従事者が居る傍ら、そういう抜け穴を使うというか、そう言う真似する人はどういう神経してるんだろう?というのは真面目に思います。

また、医療や病院による診断って、それなりに正確さを求められると思います。それなのに、精神医学上での言葉でもない、診断基準もない。

なのに対応できるやりますってどういうことなのよ?

カウンセリングとかで、話題にする程度で深く触れないとかならまだしも。

また、繊細さんなんて最初に言い出した人は、本当に無責任です。

個人的にはそう思います。

HSPのHはHighly=非常に、なんですよね。

非常にという事は、相当なもので、飛び抜けてる様が自己主張だけでなく、周囲からの指摘でも示されないと、そうは言えないと思いますよ。

アーロン博士がどういったとか、チェックリストがどうとか、それだけでなく日本にはどう伝わってて、どう考えられてるのか?研究してる人は居るのか?そういう人とディスカッションは出来るか?

気を付けるべき、配慮すべき部分ってあったと思います。

本が売れればいい、動画を見てもらって広告収入が入れば良い、診察に来て貰てお金になれば良い。

ホントこう、ブーム商売って酷い部分がどうしても含まれてしまう。

やれやれです。

うつ病について時折触れてますが、日本での状況に限らなかったんでしょうね。見直しに合わせて、誤診の多さの指摘なんかも含まれて改訂されたようですし。

こういう、精神疾患、人のメンタルを含む部分でもこうあったのに、何で進歩しないんですか?っていう。

生きづらい人~とか言いながら、自分の生きづらさだけが改善されれば良いだと、なーんにも感じ取れてないですよねぇ?素晴らしい感受性してますねぇ?

って私みたいなのが、背後からグサっとやりにきますよ。

と、厳しく言い放ったところで。

それではね。

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