SmartHRのかわいいヤギのセーターを作った話
こんにちは、SmartHRコミュニケーションデザイングループのnamです🧚♀️💫
SmartHRの水を作った話以来、2年ぶりのアドベントカレンダーへの参加です。
今回は、今月販売されたSmartHRのアグリーセーター「かわいいヤギのセーター」制作の裏側について、かわいいヤギ誕生秘話(?)などを交えて綴りたいと思います。
今年12月、SmartHRのオンラインストアSmartHR Storeにて「かわいいヤギのセーター」を販売しました🐐🧶
日本でもクリスマスシーズンを楽しむグッズとして徐々に浸透しつつあるこのアグリーセーターを、今回SmartHRでも作ってみました。
▼商品ページはこちら
https://omise.smarthr.co.jp/products/merry-christmas
なぜ作ったのか
正直なところ、SmartHRの店長(私)が作りたくて作りました。
ただ、これだけだと語弊がありそうなのでもう少しお話しさせてください。
SmartHRでは、「オープン」「フラット」「遊び心」そして「自律駆動」という企業カルチャーがあります。
「オープン」は、情報はできる限りオープンな場で共有すること、
「フラット」は、トップダウンではなくボトムアップでさまざまなことを決めていく組織であること、
「遊び心」は、遊び心を持って楽しく働くこと、
「自律駆動」は、みずから解くべき問題を見つけ、主体的にアクションを起こしていくことを指します。
私は普段、SmartHRのタッチポイントをよりよいものにするためのノベルティなどのアイテムを作っています。
その施策はイベントに限らず、
などさまざまです。
これらを作る上でいつも心がけているのは「SmartHRらしい遊び心があるもの」です。
SmartHRらしい遊び心とは
SmartHRでは、「遊び心」が発言しやすい関係性や柔軟なアイデアが生まれやすい土壌を作り、働きやすい環境を生むと考えています。
例えば、社内のSlack文化を見ても遊び心が要所要所に詰まっています。
・SmartHRの7つのバリューがそれぞれSlackのカスタム絵文字になってよく使われている
👉普段から気軽に使われることでバリューを覚えやすく、浸透していく
・イベント名やチーム名などを社内Slack上の大喜利で決める
👉「大喜利」と称すことで投稿のハードルを下げアイデアを出しやすくする
ちなみに先週行われたプロダクトエンジニアのチーム名を決める大喜利では、1時間で300件を超える投稿が寄せられました(みんな大好きかよ!)。
あわせて、これまでいろんな物理アイテムでも遊び心を表現してきました。
過去には社内コミュニケーションをスムーズにするために「投げるマイク」や「完全理解札」を作ったことがあり、この頃を機にアイテムを通して遊び心を表現する機会が増えていきました。
こういった、遊び心を大切にする働き方はここ最近でつくられたものではありません。
社員数が数名の頃から取り入れて継続してきたおかげで、数百名規模になった今でもこの文化が根付いています。その結果、社員が「楽しく働けている」理由のひとつになったり、対外的にもSmartHRでの働きやすさやカルチャーのPRに繋がっていると考えています。
なぜアグリーセーターだったのか
前述の通り、私はそんな「SmartHRらしい遊び心」を物理アイテムで表現することが多いのですが、カルチャーをアイテムによって根付かせていくためには継続的にアイテム施策を走らせてアウトプットしていく必要があると思っています。
SmartHRのノベルティは、基本的に施策を跨いで同じものは作らず、施策ごとに必要な分だけ作っています。
もちろんこの方が作業工数がかかるのですが(とても笑)、大量生産したノベルティを場面問わず配布するだけでは「おまけとしての企業ノベルティ」に過ぎず、施策に合わせて体験設計までされたアイテムを作ってこそ、受け取った相手にその魅力を伝えることができると考えています。
あわせて、継続的にアウトプットしていくことで社内外に対して常に新鮮で楽しい状態を作り上げる意図もあります。
たまに他社さんから「ノベルティにコストかけられていいなぁ」と言われることがあるのですが、
などがSmartHRでアイテム制作に注力できている理由として挙げられます。
こうした考えのもと、今回はアグリーセーター(ダサセーター)に着目しました。社内にはユーモアのあるメンバーが多いので、ダサかわなセーターが作れると確信が持てたからです。
かわいいヤギについて
今回のセーターの主役であるかわいいヤギは結構歴史が古く、遡ること5年前の2016年に誕生しました(私より社歴が長い大先輩!)。
デザイナーが不在だった当時、企業キャラクターを作ろうとクラウドソーシングサービスで依頼して海外のデザイナーによって作られたこのかわいいヤギ(デザインのタッチ的にも海外デザイナーなのが納得です)。
しかしながら結局メインキャラクターとして全面的に世には出ることはなく、ひっそりと404ページや社員用のプランニングポーカーに生息していました。
そんな知る人ぞ知る愛すべき隠れキャラであるかわいいヤギを、アグリーセーターなら逆に活かせるかも!と、今回404ページから現実世界へ連れてきました。
5年の月日を経てついに大々的に日の目を浴びたかわいいヤギ。せっかくなので、セーター購入特典としてサンクスカードやステッカーも作りました。
ちなみに、商品名の「かわいいヤギのセーター」も大喜利で決めたんですがこんな案が出ていました。
【おまけ】PJメンバーが書いた社内共有用のコメント
準備を進めていく過程で、このアグリーセーターを「SmartHRの遊び心を表現したジョークグッズ」として発信するために言語化を進めていたところ、本プロジェクトのメンバー @sayuriko がいつの間にかこんなコメントを用意してくれていました。
元々社内共有用に作られたものですが、あまりにもうれしいコメントだったので原文ママで掲載しちゃいます😭✨
あとがき
アグリーセーターによって、かわいいヤギはこれまでで一番スポットライトを浴びることとなりました。と同時に、こんなにもかわいいヤギについて綴るのも最初で最後かもしれません。笑
セーターでの露出以降、かわいいヤギはまた普段の隠居生活に戻りますが、どこかで出会った際には可愛がってあげてください。
最後に、実はもう一箇所だけあるかわいいヤギの生息地と共にこの記事を締めくくりたいと思います。
🧚♀️💫
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