UNE ROSE

"ビューティー"というワードには多面的な要素や意味合いが込められていると思う。

自分を"メイクアップ"するのって決して目に見える物質的なものだけではなくて、自分と一心同体となる"香り"ってすごく重要なエレメントだなと思って大切にしてきた。香りは本能的な感覚でもあり、見えない装飾でもあるなと。
好きな香りを纏うことって気分を上げてくれるし、女性としての自信や魅力を最大限に引き出してくれる。

最近は友人が紹介してくれたフランスのフレグランスメゾンのFrederic MalleのUNE ROSEを愛用中。Frederic Malleのパルファムは、調香師の方々がブランドの色にとらわれる事なく心から好きな香りを創り出した自由でかつ洗練されたスペシャルな香りたちが顔を揃えているんです。
官能的な香りやマスキュリンな香り、赤いルージュをつけた凛とした女性の香り、恋人たちの抱擁が浮かんでくるような香り、、嗅覚から得る刺激と高揚感。それぞれのパルファムのインスピレーション源やコンセプトもとても素敵なのでぜひ調べてみてほしい。


香りや匂いと言えば、まず私の頭の中に浮かんでくるのが敬愛する小説家のマルセル・プルーストの『失われた時を求めて』からの一節。

はるかに脆弱なのに生命力にあふれ、はるかに非物質的なのに永続性があり忠実なものとは、匂いと風味である。

香りが想い出を呼び起こしたり、人を記憶する要素になったり
贅沢品でもあるとは思うけれど、古来から人間にとって欠かせない美=ビューティーの基準の一つだなと思います。

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