見出し画像

恋人は「副交感神経」

人間の自律神経には、交感神経と副交感神経がある。

交感神経は、活発でエネルギーがわく神経である。

反対に副交感神経は、リラックスした状態のときに働く。

交感神経がアクセル、副交感神経がブレーキともいわれている。

これらはどちらか一方に偏るとバランスがとれなくなってしまう。

交感神経優位の状態と、副交感神経優位の状態、両方を持つことで、自律神経は安定する。

私の恋人は副交感神経

タイトルに書いてあるように、私の恋人は「副交感神経」である。

これを読んで、「?」となる方がほとんどだろう。自分でも少し、よくわからないことを言っているなと思う。

私の恋人は、私にとっての副交感神経だと思っている。

どういうことかというと、私を限りなくリラックス状態に持っていってくれる存在だということだ。

超超インドアな恋人。
活発なタイプではないので、どこかへ行こう!と私を連れ出すことはない。

何かを頑張ることに必死なときはほとんど見たことがないし、(私の知らないところでどうなのかはわからないけれど)、「成長」とかよりも、今をゆるく楽しみたい派って感じの人である。

反対だからこそ相性が良いらしい

前に、人気ラーメン店で長ーい行列に並んでいた時のこと。あまりに暇なので(4時間も並んでた)、ネットの相性診断みたいなのをやってみた。

1人ずつ質問に答えて、その回答から相性を導き出す。

その回答によると、性格面が間反対だと表示された。でも、だからこそ相性がいいのだと。

私は彼と違って家に引きこもる一日があんまり好きではないし、どっちかというと自己投資!成長!というのに走りがちな人間である。スケジュール帳もパンパンに埋めてしまうことが多く、その先で倒れたりする(苦笑)

そんな、ゴリゴリ系の私と、ゆるゆる系の彼。
相性診断によると、お互いが刺激を受け学び合えるから良いのだという。

私はちょっと意外だった。
あまりに考え方が反対だと、お互い分かり合えなくて辛くなってしまうのではないかと少し心配していたからだ。
でも、その診断結果を読んで安心した。もっとゴリゴリの私を見せても良いかなと思ったし、ゆるゆるの彼から学ぶようにしようとも思った。

交感神経が行き過ぎる私を止めてくれるもの

正反対な私たち。

彼が副交感神経なら、私は交感神経と言い表せる。

私は実際、意識的に副交感神経優位の状態を作ろうとしないと、自ら交感神経優位状態で無双してしまう。
でも無双状態は永遠に続かず、その限界が来た時に自立神経から「副交感神経が足りてないんだよ!」と説教されるかのように体調不良を引き起こすか、15時間以上の長時間睡眠から抜け出せなくなったりする。

普段から意識的に休んだりしていたら、こうならなくて済む。
交感神経無双状態は、その時は便利だが、後からの代償が必ずくる。

積極的に副交感神経優位の状態も作っておいた方が、ヘルシーで持続可能な頑張り方ができる。

私は1人で生きていたら、交感神経に全振りしようとしてしまいがちだ。

だから、副交感神経の恋人の力が、私にとっては必要なんだと思う。

交感神経しか勝たん!状態な時、おんなじような価値観の人と一緒にいたくなる。その人たちの方が、話が合うからだ。

もちろん似た物同士の関係も魅力的である。一緒に遠くへ行くことができる。
反対にリスクは、共倒れしてしまうことである。

その分、副交感神経の恋人とは、共倒れしなくて済みそうな気がする。
どっちかが倒れそうな時は、もう1人が助けてくれる。

これは私の主観であり、直感であって、実際はどうかわからない。


でも、自律神経には交感神経と副交感神経の両方が必要不可欠なように、私にとっても自分自身と恋人の力の両方が必要な気がしている。

だから、しっかり大切にしていきたい。
違いから学んだり、頼ったりしていきたい。

自分自身が行き過ぎた時、頑張りたいエネルギーが強くなった時、交感神経だけが大切なように思ってしまう時。

そんな時は思い出したい。
交感神経が頑張れるのは、副交感神経があるからである。間違っても、副交感神経が要らないものだとは思わないこと。

私は副交感神経を大切にしたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?