特大スランプに陥っていました

こんにちは！イラストレーターのnakoです。

前回の自己紹介の記事には、たくさんのスキをくださりありがとうございます。自己紹介をまだ見られてないよという方は、ぜひ合わせてご覧いただけたら嬉しいです♡

今回は、特大スランプからちょっと抜け出せる気配がでてきたよ、というお話です。

悩める日々を過ごしていました

前回の自己紹介でも触れましたが、イラストのコンペに惨敗したことにより
そこから特大スランプに陥っていました。

デジタルイラストは、最初から専用の絵具を揃えなくても、水彩、アクリル、油絵風などなど、どんなイラストも描けます。表現の幅も広がる分、選ぶ道具（ブラシなど）によって全く違う作品ができあがりますし、逆に慣れたものばかり使うとどうしても成長や変化がなく、そのまんまになってしまいます。

わたしはまさに慣れ親しんだところで長らく落ち着いてしまっていて、なんか違うかも、と思いながらもなかなか方向転換できずにそのまま進んでいるうちに、然るべきして壁にぶち当たりました。

コンペに惨敗して気づいたのは、同じようなイラストは描けてもやっぱり自分のスタイルがないとそのスタイルを得意としている人には負けてしまう、ということです。同じように描けるだけではだめなんだ、じゃあ自分の強みってなんだろうというところから、悩める日々が始まりました。

自分の「好き」を突き詰めるのは難しい

特大スランプを抜けるために、たくさんのイラストレーターさんの作品を見ました。そして世の中には本当にいろんな絵柄のイラストがあって、それぞれに特徴があって、それぞれに良さがあるなぁと改めて気づかされたと同時に、そこから自分の【好き】を見つけていく難しさも痛感しました。

リアルなのもデフォルメされたのも、儚いのも力強いのもみんな素敵で、どの方向を突き詰めるのがいいのか一向に検討がつかない。ただ、憧れたり好きだな、と感じるのは、どちらかというとデフォルメされてたりラフに描かれたスタイルでした。
でも今の自分はとにかく見たままきれいに、正確に描こうとしている気がする。この憧れと自分の絵との乖離にすごく悩まされました。

世の中には自分より絵がうまい人なんてごまんといて、リアル画が写真と見まがうほどに描ける人もいる中で、リアルさを極める必要があるのだろうか（これももちろん大事だし、リアルなままに描ける人にも強烈に憧れます）とか、そうはいってもデフォルメイラストって本当に幅広くて、苦手意識もあって何が自分に合っているのかわからない…

こんな具合のことを日々考えて、1枚描くのにもたくさんの時間を要していましたし、しばらく自分が描き出すものが全然好きになれませんでした。
（好きじゃないものを描くのは苦しい）

スランプを抜けるためにやったこと

自分のスタイルとは？を考え始めてからは、インプットとアウトプットをひたすらやっていました。

インプットでは、無料添削を受けてみたり、色んなイラストレーターさんの経歴を見てみたり、画集を取り寄せてじっくり細部を観察したり。
また、色んな絵柄の方のレッスン動画を観て、線の描き方、太さ、色づかい、着色の仕方、色の選び方、ブラシの使い方などなど、イラストの描き方の基本からデジタルイラストならではの技法までたくさんのことを学びました。

それによってイラストの描き方って本当に十人十色で、デジタルならではの使える機能もたくさんあって、自分の今までの無知さを目の当たりにしました。もちろん自分のぬるさもビシビシと感じました…。

アウトプットでは、デフォルメイラスト（ジェスチャードローイングとか）もリアルイラストもどっちも取り入れて線画や着色をしてみたり、その方が使っているブラシを試して描いてみたり。自分の絵が好きじゃなくてもとりあえず人目に晒してみる、ということもしました。
あとは毎日朝活しながらとにかくひたすら描く！ということをやりました。

そしてついに！

スランプから抜けだす一筋の光を得ました

自己紹介や今回のnoteで載せているイラストができました！
繊細な線画とラフな塗りで、自分の得意とスキを融合したスタイル。久しぶりに好きだなと思えるイラストが描けました。

いまのインスタアカウントで一番最初に投稿したイラスト

線は細めに、ベースはリアルに作りながら、最後の着色でラフ感を出すように描いています。しばらくはこのスタイルで突き詰めていきたいなと思っています。ただ、まだまだ発展途上というか、自分のスタイルがちょっと見えたかも、というくらいの段階なので、線のクオリティや技術もこれからどんどん磨いていこうと思っています。

好きだな、と思っていただけたり、応援したいと思ってくださったら、スキやコメント、フォローなどいただけると嬉しいです♡

最後まで読んでくださりありがとうございました！

nako