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得意分野の発見を焦るな

「あれ?私って何が得意なんだろう」

もうすぐ社会人4年目に突入する2021年冬、最近はこのことばかり考えていました。

UIデザイナーとしてキャリアをスタートさせ、転職も経験しました。
新卒の頃に比べれできる事やUIの知識も増えたが、私には「これが得意!」と胸を張って言えるスキルがまだありません。

SNSを開くと同世代デザイナーの輝かしい活躍っぷりが目に留まります。UIデザインと個人の得意分野を掛け算できている器用な人たち。
発信力に優れているひと、本業はUIデザイナーだけどイラストで稼いでる人、コードが書けるデザイナーなど例をあげたらキリがない。

そんな会った事もない他人に焦燥感や負い目を感じる日々が続き、私もUIデザイン×○○の「○○」を見つけなきゃ。早く他人と差別化しなきゃと焦って焦って焦りまくっていました。

そんな悩みを上司の1on1で相談したら、

「無理して見つけようとしなくていいんじゃない?好きな事・興味のあることを続けていたら、自然と自分のスキルになると思うよ」

と言われました。

「好きな事・興味のあること」

あ、私大事なことを忘れていたかも。と反省。

デザイナーとしての市場価値をあげる事が目的になり(もちろん悪いことではないが)自分が楽しむという事がすっぽり抜けていたことに気づきます。

今思えば×○○を見つけられている人は「好き」が始まりで、手を動かし楽しんでいたら他人よりちょっと詳しくなり、本業のデザインと掛け算している印象がありました。

そして、上司にこうも言われました。

「まずはUIデザイナーとしての軸をしっかり固めてから、他のスキルを掛け算しよう。UIデザインがおざなりになっていたら中途半端なデザイナーになってしまうよ」

確かに、主軸としたいUIデザインのスキルが未熟だと中途半端なデザイナーになってしまいます。UIデザインが50点の場合、他のスキルを足し算しても100点には届きそうもないですよね。

まずはUIデザイナーとしての軸をしっかり固める。「UIデザインが得意!」と言える状態を作る!
この決意ができてから焦燥感に襲われる事が少なくなりました。進む方向が定まったからだと思います。

でも、やっぱり欲張りなので「好きな事・興味のあること」も一緒に探してみようと思います。今は行動心理学と時間術とイラスト、ユーザーインタビュー辺りでしょうか。あと、コーチングもちょっぴり気になっています。


SNSで他人と簡単に繋がれてしまう現代だからこそ、焦らず自分のペースで進んでいきたいと思います。もちろん、自走してチャンスを掴む気持ちは忘れずに。

世の中のちょっぴり焦っている若手デザイナーに届きますように。

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