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アラサー婚活女子と趣味の話

元彼は、重度の鉄オタでした。
レールの上を走っているものが好きなくせに、自分は地に足をつけた生き方ができない。
人は、自分が持っていないものに、憧れるのでしょうか。

今回は、アプリ婚活で出会った、
飛行機が大好きな人の話を書いてみます。

アプリ婚活中に実際にお会いした人の中に、
「飛行機が好き」という人が二人もいました。
二人の共通点は、ふたつ。

旧帝大出身であること
②大学で鳥人間サークルに入っていたこと

お付き合いには至りませんでしたが、
二人ともとても良い人で、
地に足のついた生き方をしている
という印象でした。

やはり人は、自分が持っていないものに憧れるのだと思います。


一人目:空港の人

一人目は、飛行機が好きすぎて
空港で働いていました。

ドライブデートを提案されても、
まったく不安にならないくらい
絶対的に安全で、真面目な方でした。
合計4回お会いしました。
六甲山の夜景ドライブなど、一人では行けないところにも車で連れて行ってくれました。

安全で真面目すぎて、
会話はいまいち盛り上がらなかったような気もします。
4回会った割には、飛行機以外の情報を覚えていません。
ただ、雑に扱われたり、会話が成り立たなかったりすることがなく、
心地の良い時間だった
ことは確かです。

最後に会った頃、わたしは
ちょうど仕事で精神的に参ってしまい、休職することが決まったところでした。

仕事をしていない女は、この時代に将来を考える相手としては重すぎたでしょうし、
わたしが長く実家に帰ったりして、会う約束もできなくなったので、自然消滅的に終わりました。

4回も会ったのは、アプリ婚活を始めて以来、この方が初めてでした。
自分が気を許せるお相手に初めて出会った気がします。


二人目:飛行機を作る人

二人目は、飛行機が好きすぎて
飛行機の設計に携わっている人でした。

お互いに関東出身で、大学の頃から一人暮らし。
彼の地元がわたしの母の実家に近いこともわかり、大阪のど真ん中で、関東の田舎の話で盛り上がったりしました。

たった一回しか会えませんでしたが、
爽やかで真面目で、
好きなことを楽しそうに、わかりやすくおもしろく話してくれて、
わたしの話も楽しそうに聞いてくれたので、とても好印象でした。

仕事の都合でわたしが引越しを決めた頃に初めて会い、距離が遠くなることがわかっていたので、
2回目にはつながりませんでした。

タイミングがよければ、もう少し仲良くなれたのではないかと思うお相手でした。

《二人の鳥人間》編 完


この二人と出会ったことで
わたしの統計的には、

鉄オタよりは飛行機オタのほうが信頼できる

ということになりました。


大学に入るまでに頑張って勉強している経験や、
好きなものを仕事にしている経験など、
わたしとの共通項も多くて話しやすく、
しかも話していていらいらすることがない。
失礼なこともしないし、日本語はいつも正しい。
学歴がすべてではないけれど、
賢い人の話はやっぱりたいていおもしろい。

こういう、まともな人たちとの出会いがなければ
どこかで心が折れて、アプリ婚活をやめてしまっていただろうと思います。

⬇重度の鉄オタである元彼の残念エピソード

⬇賢いはずなのに話がおもしろくなかった《京大》さんのエピソード

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