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アラサー婚活女子の初体験①

仕事歴の記事に書いているとおり、2社目と3社目の狭間に、アプリ婚活をお休みしました。

3社目への転職活動の頃、再開。
その頃の住まいは2社目の近くで兵庫県内でしたが、次の仕事が決まっていなかったので、
運良くお相手が見つかれば転職先の地域を再考して引っ越すことも考え、
お相手の居住地条件は、以前より少し広めに設定しました。

このタイミングで、京都の公務員と知り合います。
その近くに住んでいたというだけの理由ですが、
《西本願寺》と呼ぶことにします。

メッセージのやりとりを数週間続けた後、
「京都に紅葉を見に行こうと思う」
と送ったところ、わたしが京都に行く日の夜に予定を合わせてくれて、初回デートが決定しました。

この頃わたしは2社目の退職手続きをしたばかりで、無職でした。
デートの翌日は面接の予定が入っていました。

平常時であれば、そんな大切な日の前日、夜のデートは避けるのですが、
メッセージのやりとりに違和感がなく話題が豊富でおもしろかったこと、
そして何より、わたし自身が適応障害のあと精神的に不安定になってしまっている時期だったこと
などの理由から、夜のデートを承諾してしまったのでした。

待ち合わせ場所にやって来た《西本願寺》は、写真の通りの印象で、公務員らしい真面目な見た目をしていました。

おしゃれなカフェバーのようなところを予約してくれていました。
多趣味な人で話題豊富、わたしの話も関心を持って聞いてくれているように見えました。

3時間ほど喋ったでしょうか。
初回デートでこれだけ盛り上がることも珍しいことでした。
メッセージからこの初回デートのお店を出るまで、わたしの《西本願寺》に対する評価は、まったく下がることがありません。

お店を出て、
「もう少し話したいな」
と言われたので、近くの公園に移動しました。

ここまでまったく違和感を覚えない相手にそんなことを言われて、わたしも浮かれていたのでしょう。

公園に着いてベンチに座ると、《西本願寺》は少しずつ本性を現しました。

身体への接触が増えます。
コロナ禍でしたからマスクをしていましたが、マスクを外すよう求められます。

ああ、これは失敗したなあ、と思いました。

しかし、時すでに遅し。

わたしはこの日、生まれて初めて、
終電を逃しました。

ネカフェに泊まることも考えましたが、
そもそもわたしが京都に行くと言った途端に決まったデートです。
《西本願寺》は最初から
お持ち帰りする気でいたのだろう

とここでようやく気付きました。

わたし自身、6年以上付き合った男との性事情で、だいぶ拗らせているところがあります。

お持ち帰りの結末を見届けてみようという気持ちになったので、《西本願寺》の一人暮らしの部屋にお邪魔することにしました。

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