私は今日は今日とて偏頭痛・・・。
こんにちは。なこです。
この記事では、毎日のように出ている偏頭痛について書いていきます。
書いている今も弱めの偏頭痛があり、横になりたい気分です。
私の偏頭痛
私は重度の偏頭痛持ちです。
酷いときは瞬きや自分の歩く足音すら頭に響いてしまい、目を開けていられずに寝込むほどです。
頭痛といっても、頭から首、肩まで広範囲全てが痛くなります。
偏頭痛の遺伝
私の偏頭痛は、母からの遺伝です。
そして、母は祖母からの遺伝です。
祖母も母も偏頭痛で辛い思いをしてきたと小さい頃から聞いていました。
祖母の偏頭痛
祖母は病院嫌いで、痛い時は頭にタオルをギュッと巻いて、痛みに耐えながら農作業をしていたと聞きました。
しかし、病院嫌いのせいか、くも膜下出血で倒れて亡くなりました。おそらく、前兆の頭痛はあったと思うのですが、その頭痛が、偏頭痛なのか、くも膜下出血の前兆なのか、分からなかったのでしょう。
気付いた時には手遅れでした。
倒れたまま意識戻らず亡くなりました。
少し無理をしてでも、病院に行ってもらえば良かったなと、今でも時々思うときがあります。
母の偏頭痛
母の偏頭痛は、私が小さい頃から目の前で症状を見てきました。
しかし、学生時代が一番酷かったと言います。
学生時代はよく偏頭痛で寝込んでいたとか。
今でも半年に1回ほど起きられないほどの偏頭痛を起こしていますが、普段の偏頭痛は市販薬が数時間で効果出るようで、病院には通院していません。
偏頭痛の遺伝の確率
調べたところ、偏頭痛は約75%が遺伝するそうです。医学的なことは分かりませんが、その約75%の確率で祖母から母に遺伝し、また約75%の確率で母から私に遺伝したのでしょう。
意外と高確率ですよね。
では、親族が皆、偏頭痛持ちかというとそうではありません。
母の兄弟は、母以外は偏頭痛持ちではありませんし、私の姉は頭痛がするなんて一言も言っていたことがありません。
姉は残りの約25%の確率で遺伝しなかったということで、羨ましい限りです。
まぁ、大好きだった祖母からの遺伝ということで、恨まずに偏頭痛と上手く向き合っていこうと思っています。
偏頭痛の始まり
偏頭痛持ちだからといって、幼少期から偏頭痛があったわけではありません。
思い出してみると、私の場合は、おそらく高校生のあたりから徐々に偏頭痛が出てくるようになった気がします。
高校生の頃は、まだ寝込むほどではなく、気力でなんとかなる程度でした。
何がきっかけとかは全く覚えていませんが、少しずつ気にならないくらいの頭痛が増えていったというような感覚だったと思います。
ピーク時の偏頭痛
高校生の頃に始まった偏頭痛ですが、ピークは結構早くやってきます。
それは、大学生の頃でした。
当時、大学でIT系の勉強をしていた私ですが、システムエンジニア並に朝から夜中までパソコンの前に座ってプログラミングをしていた日々でした。そんな中で、偏頭痛は酷くなっていきました。
偏頭痛に耐えながら通学していると、痛すぎて吐き気が出てくるようになりました。
肩から上全てが痛くなってしまい、自分の歩いている足音が頭に響くようになりました。
最終的には、瞬きすら頭に響くようになり、起きていることすら困難になりました。
大学生の頃に、何度か起きていられないほどの偏頭痛を起こしては、母にタクシーで脳神経外科まで連れて行かれ、点滴をされるということがありました。
その点滴は、普段、偏頭痛が発症した時に飲む薬の液体バージョンでした。
液体になっていることで、早く薬の効果が出るようで、病院で寝込みながら点滴をされると、1時間ほどで動けるようになっていました。
現在の症状と薬の効果
社会人になってからも、年に何度か朝起きたら偏頭痛で起き上がれずに仕事を休むという日がありました。
最近は偏頭痛も少しは気を遣ってくれているのか、仕事の日ではなく、休日に起き上がれないが多い気がしています。(気を遣ってくれているはずありませんが・・・)
ただ頻度としては、最悪です。
軽いものを含めて考えると365日のうち350日くらいは偏頭痛がしています。
もはや偏頭痛は私の一部のような頻度ですよね。
薬を飲まないといけないほどの偏頭痛は週2~3日あります。
これも市販の頭痛薬では全く効かなくなってしまったので、偏頭痛持ちさんの中でも、酷い方に分類されると思います。
今行っている治療
初めての病院へ
先日、仕事中にどうしても偏頭痛が酷すぎて、吐き気もしているし、薬も効かないし、仕事が手に付かない状態になってしまいました。
上司に話をして、早退させてもらいました。
その足で頑張って少し遠い脳神経外科まで行ってきました。
前に通っていた病院の薬がなかなか合わないというのがあったので、今回は初めての病院に行ってみました。
先生の印象
若い優しい先生で、偏頭痛について丁寧に説明して下さいました。
偏頭痛でしんどいタイミングで行ったので、説明を聞くのも大変でしたが、その大変さも理解してくれました。
今まで通っていた別の病院は診察までに早くても2時間かかり、それよりもはるかに短時間で診察してもらえることも私にとってはメリットでした。
また、今までとは違った薬を提案していただいて、それがまた私には合っているような気がします。
新薬、偏頭痛の予防薬(注射)
2021年に新薬で、月に1回注射をする偏頭痛の予防薬が認可されました。
この新薬は、偏頭痛の回数の減少と発作時の痛み軽減に効果があるようです。
新しく通い始めた脳神経外科の先生は、私の偏頭痛の重度さからこの新薬を紹介してくれました。
薬の種類は複数あるのですが、新薬ということで、どれも値段が保険適用されて1万を超えることもあり、先生は検討の時間をくれました。
検討期間
先生から薬についての説明書などいただきましたので、その書類を読んだり、書類に載っていたQRコードを読み込んで薬の説明動画を何度か観ていました。
値段が値段でしたので、そんなに簡単に新薬で治療をしていいのか悩みました。
しかし、検討期間も偏頭痛は減ることがなく、辛い日々でした。
新薬の治療を検討するためにも、奨学金の残金を全て繰上返済して、借金ゼロの状態にして心置きなく治療を受ける準備をしました。
新薬の治療開始
今まで毎日飲んでいた偏頭痛の予防薬がなくなるタイミング(令和6年5月2日)で、先生にもう一度、新薬について話しを聞きました。
そして、始めるタイミングも私次第ということでした。
今から始めれば、梅雨の時期までには少し効果がみられるかもしれないので、お願いすることにしました。
梅雨の時期は偏頭痛がない日がない状態で、結構な頻度で吐き気が出たりして、毎年憂鬱な期間です。
それが少しでも良くなれば嬉しいと思っています。
薬の種類も先生は私に選ばせてくれました。
私はエムガルティというもので治療することにしました。
注射を準備するのに30分くらい待ちましたが、その間に薬局へ薬を買いに行かせて貰えたので、実質待ち時間はゼロでした。
エムガルティは初回の注射は2本です。
打つ箇所は、腕・腹・太もも・お尻から選べると言うことで、無難に腕にしました。
腕は腕でも、両腕に1本ずつ打つか、片腕に2本打つかという選択もあり、片腕に2本打ちました。
コロナやインフルエンザのワクチンのように、打った部位が以下の症状があるかもしれないと注意されました。
赤く腫れる
痒くなる
痺れる
私は、注射を打ってから1時間程度は少し痺れるような感覚がありましたが、特に困ったりしたこともなかったですし、あっという間に気にならなくなりました。
新薬の注射、エムガルティを打ってみて
打った当日から、先ほど書いた痺れ以外に目立った症状はありませんでした。
普通に生活して、普通に偏頭痛も毎日きていました。
ところが、注射を打ってから6日後の夕方に急に酷い目眩が起きました。
仕事中で座ってパソコン作業していたのですが、座っているのに倒れそうな感覚になりました。例えるなら、地球が急に倍以上の回転を始めたような…その回転に必死になって耐えているような状況でした。
仕事は忙しくて、早退できそうにありませんでした。
なんとか我慢して退勤した頃には目眩は少し落ち着いていました。
自力で自宅の最寄駅まで着けたので、安心しました。自宅着いてからは、夜寝るまでほぼ横になって過ごしました。
はたしてこの目眩が、注射による副作用なのかは分かりませんが、翌日にはほぼ治っていたので良かったです。
今後に期待
治療を頑張っている私は「今日は今日とて偏頭痛」です。
これからの偏頭痛が365日中どのくらいまで減らせるのか、今後に期待をしつつ、注射がもう少し安くなることを祈るばかり。
この記事が、偏頭痛で悩んでいる人に少しでも役に立てば嬉しいです。
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