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映画録#1 ニューヨークの恋人

こんにちは。Nakiです。
映画についての初投稿は、ヒュージャックマン演じる貴族レオポルドとメグ・ライアン演じるキャリアウーマンのケイトによるラブストーリー『ニューヨークの恋人』(2001)の感想です。全力でネタバレを含むので、注意してください。制限がないと長々と書いてしますので、1000字でまとめたいと思います。共感したことや話し合いたいことがあればぜひコメントください!

※感想は常体で書かせていただきます。

🍿 感想 🍿

まず第一にこの映画の一番の魅力は、本当の貴族レオポルドの紳士っぷりと言ってもいいだろう。勿論これは彼とケイトとのラブストーリーであるが、字数制限もあることだから、現代には無いレオポルドの魅力に焦点をあてた感想を書きたい。作中、彼の言動すべての品格やそこに現れる誠実さには、何度も心惹かれた。その中でも特に際立っていたものを挙げるとしよう。

まずはケイトの弟チャーリーが招いた普通の夕食の席。ケイトが立ち上がると、何故かレオポルドも立ち上がる。理由を問われた彼は一言、「レディーが立ったから」。台本としては何気なく彼の異様さを描写しているシーンだが、どの場でも女性を尊重する振る舞いができる彼の良さにケイトが気が付いた場面でもあっただろう。

続いてチャーリーへの恋愛テクニック伝授。すぐ茶化してしまう彼の欠点を指摘し、「女性は誠意を見せる男に心を惹かれる」と助言。女性への心得はさすがとしか言えないが、友人の欠点をズバッと指摘しきれるのもなかなかできることではない。加えて花言葉も嗜んでいるとはかっこよすぎ。

次はケイトの仕事への批判である。まずい商品を宣伝する彼女の仕事を「嘘で大衆をだます」、キャリアについては「それがなんだ」と口にしてしまう。これには私もケイトを可哀そうと思ってしまったが、よく考えれば彼の言う通りである。宣伝の仕事に限らず、組織の中で良くも悪くもコネを大切にしなければならなかったり、多少大げさなアピールをして繕わなければいけなかったりする場面はある。しかしそれを私たちは、胸を張って「誠実なこと」だと言えるだろうか。たとえ現代では戯言に聞こえても、これを口に出せたことが、現代を知らぬ彼の良さであり、役割でもあったのだろう。一方で、それは解決せず2人は1876年に行ってしまったことも事実。たとえ彼のように明確な信念を持つ人がいても、現代社会の矛盾を解きほぐすことは容易ではない。

すこし時は遡るが、最後は屋上ディナーのあとの会話である。すっかりレオポルドに惹かれていたケイトだが、そこで本当の私は弱虫だと打ち明ける。いつもは強気でいた彼女がレオポルドだけに見せた弱みであった。それに対する彼の答えは、「真の勇気とはたとえ危険でも栄光でも前を見据えて恐れず足を踏み出すことだ」。弱みを抱えた彼女を受け止め、優しく前向きな言葉で導いたこの言葉は、最高に紳士的であり男らしかった。(999字)


おわりに

以上です!!
書くのが好きな私に1000字で収めるのは大変でした。笑
最後など無理やり終わらせてしまったところもあり申し訳ありません。ですが、そのものの良さを端的に伝えられるようになりたい気持ちもあるので、1000字でいったん完成としたいと思います。強いて言うなら、J.J.とのディナーに乱入した時のお話がまだ足りません!😂

最後までお読みいただきありがとうございました。映画の「楽しい」を共有できたでしょうか。ぜひぜひコメントしてください!待ってます♪
では、またね~。 Naki.

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