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息子の語る「おばけ」ということ。

せっかくなので、息子の「おばけ」の話を。

前回の「集まる学校」で息子が語った話は、なんだか、ちょっと切なく、こうやって自分が体験したことを理解をしていくのかぁ~と思ったので書き残します。

最近、むすこが「おばけ」とか「UMA」とか「生霊」とか
そんな話をよくしていて、
変なYouTubeをみて、感化されたんかなと思っていましたが、

息子が「おばけ」のことを調べるようになったきっかけ、
というのを「集まる学校」ではじめて聞きました。
それは、
小学校3年生の時に見た、自分の部屋の「黒いモヤモヤ」の正体を突き止めたかったからだそうで。
どういう条件で出るのかとか知りたかったのだそう。

その黒いものが見えたころ、息子は、小学校の担任の先生の暴力と暴言を経験していました。
息子はその黒いものは怖くて近寄りがたいものでもあったので、
「僕が怖い学校から持ってきてしまったものだ」という考えに至ったそうです。

3年たった今は、だいぶ回数が減りましたが、
息子が先生や学校を思い出すようなものを見たり、聞いたりすると、パニックを起こして暴れたり、過呼吸のようになってしまうことに対して、どう対処したらいいのか?
私は答えを出せず、実は据え置いてきている問題だったりします。

息子が苦しみながら「この記憶を消して欲しい」と訴えてきた時、
それを、かなえられる技術が今ないってことは、
もう消えることはないから、
この傷を傷跡として、どれだけ薄くしていけるかが課題なのかなと思ったんですよね。
なので、
先生や学校に対して恐怖があるなら、
転校をして、あたらしい先生との出会いと繋がりで、傷を薄くしようと試みました。
が、
いい先生、いい学校に出会えたと思ったのですが、息子は不登校を選択し、先生や学校と共有する時間は、あまり持つことはしていません。

先日、修学旅行に参加させてもらったんですが、途中で不安になって過呼吸になってしまったそうで。
スクールカウンセリングの先生から、不安が大きいので病院を受診してみてはどうかと勧められました。
いま、子どもの心療内科って予約が取れないんですよね。受けたい方が多いので。
治療するということも、自分が病気なんだと認識させていくことにもなるので、悩ましい。けど、もう他の道はないのかな?と思っていた時に、
「集まる学校」で、息子から「おばけ」の話を聞きました。

わたしには
息子は「おばけ」という切り口で、当時の自分の気持ちや、
自分が見えたことを理解しようとしているように思うんですよね。

黒いモヤモヤお化けの正体を突き止めるべく、
彼の「おばけ」探求は、今日も続いています。
さっき、聞いたら「おばけ」が「スタンド」になってました。
JOJOね~。

彼はこの先、どんな切り口で世界をみるのか?たのしみです。

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