器用貧乏からの脱出
先日、2020年度下期会社の評価面談があった。
自分的にはかなり頑張って働いて、そしてそれは上司にも高く評価された。
"4年目にして、7.8年目の安定感がある"
"どんな仕事を任せてもこなしてくれるスキルがある"
"信頼して仕事を任せられる"
本当にありがたいばかりである。
だけど、この評価面談が終わった後に私が抱いていた感情は果てしなくネガティブで絶望に近かった。
私の上司は本当に人としてもとても尊敬できる人で、しっかりと評価をしてくれた上で
「得意とかできるとかを抜きにして、あなたがやりたいとか好きだと思う仕事は何なのか」
ということを問おてくれた。
その瞬間に、私は
「今やっている仕事の中に好きな仕事などない」
ということを強く思い知らされたのだ。
とりあえずその場では今の仕事の中で比較的好きだと思うことを答えたけれど、正直、心からやりたいと思うことなんてこの仕事にはなかった。
ありがたいことに、中堅、部長クラスとかなり上の方たちの仕事も間近で見させてもらう機会もあって、この業界で出世していくとどんな風に仕事内容が移り変わっていくのかもなんとなくわかりつつあった。
そしてそのどこにも私がやってみたいと思えることは…ない。
管理職をやってみたいか?
この会社の中で上にのぼりたいのか?
どうせ仕事をするなら、一生懸命やりたい。
でも、上に登ったところで私の見てみたい景色はぜんぜん違う方向にありそうだった。
小さい頃から割となんでもすんなりと出来る様になるタイプで、好奇心が旺盛だからやりたい事をどんどんやってきたし、自分で満足できる結果を出してきたような気がする。(ただし、運動は除く)
でも、今の私は「自分がやりたい事」がよくわからない。
そんな状態で目の前の仕事をそつなくこなすだけの自分は、心がずっと満たされない。
私がアイドルになれるステージはどこにあるんだろう。
器用貧乏になるくらいなら不器用な方がよっぽどいいや。
https://note.com/nakato_miri/n/na9831376978d
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