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その行動ってキャリアになる?-第二回キャリアのカタリバに参加して

 こんにちは!法政大学キャリアデザイン学部の中野です。今回は、第二回回キャリアのカタリバに参加して感じたことを中心にアウトプットしていこうと思います。

 まずは、今回のテーマを簡潔にご説明します。

今回は、今まで言われるがままにキャリアを歩んできた(例えば、先生に勧められて大学に、アルバイト先では店長が4日勤務を勧めるがままに週4で…というキャリアを。)大学生。飲食店でのバイトを授業が忙しくなってきたから、飲食店が合わないと感じるから今日のバイトを休み、このままバイトをやめようと考えているという。

 こんな大学生を中心に、この大学生の経験はキャリアになるかどうかを討論しました。
 まずは、最初のセッションで出た意見を並べようと思います。

セッションの討議内容

(1)キャリアデザイン学部3年Aさん
・飲食店はどんな人でも同じように対応したいといけない。だからこそ、どんな人にでも同一に接することのできる社会性が身につく。

(2)キャリアデザイン学部2年Bさん
失敗経験をすることがそのキャリアにおいて経験になるのではないか。

(3)キャリアデザイン学部1年Cさん
・将来的に何らかの形で飲食に携わる職業に就く可能性があるのだから、その際に、現在とは違う立場から意思決定を行う際に役立つことはあるのではないか。

(4)キャリアデザイン学部1年Dさん
・社会に出た時にいい人も悪い人もいるのだから、そんないろいろな人に接することができるのではないか。
⇒これも一つのキャリア資本になるのではないか。

(5)キャリアデザイン学部1年中野(本記事執筆者)
・辞め方によってはキャリアになるのではないか。
無断欠勤から流れでやめるのではなく、事情を説明し、自分の意見を伝えたうえで、退職すれば一歩これまでの自分を変えることに繋がり、キャリアにもなるのではないか

(6)キャリアデザイン学部1年Eさん
・この大学生は今、自分の意見を持っている
⇒これを伝えられれば、キャリアを磨くことにつながるのではないか

 今回のセッションで出た意見は簡単にこのような内容でした。このセッションのまとめると以下のようになります。

意見を言うことが苦手な人がやめたいということを言える、言うことで目的が達成できる。アクションを起こした目的が”終わり”で達成できる可能性もあるのだと。そして、飲食店が好きではないということに気付けたこともキャリアになるのではないか。ただ、興味がなくても、好きじゃなくても、何かをやってみることで新しい知見を得られる。

 自分も全くその通りだと思っています。何かアクションを起こすことによって何らかの「レスポンス・結果」を得ることができると考えています。  

 私のアルバイト先でも実際に、紹介料を貰った次の月に無断欠勤を繰り返し、そのまま連絡がつかず、除籍処分になった同級生がいました。この経験、彼にとってキャリアになったのだろうか。どのような理由で無断欠勤に繋がったのかという点は全く想像もできません。ただ、このような行為は私はキャリアにならない行為であると考えています

 どのような事情があるとしても、けじめをつけること、覚悟を決めることは大変である一方で、避けてはいけない、通らなければならない道であると考えています。あなたはどう思うでしょうか。

キャリアにあるかどうかの境界

 さて、本題に戻り、キャリアにあるかどうかという問いについて考えていこうと思います。キャリアになる経験、それは「その経験をキャリアに生かそうと思い、忘れずに客観視し、振り返ろうとできればそれはキャリアになる」と考えています。どのような経験も結果として自身のキャリアキャピタルにすることは可能であると思っています。前述の私の同僚の件においても、客観的にその行動を見つめれば、私と同じようにキャリアにならないと思われる方は多いと推察されます。しかし、その本人が、このような辞め方を反省し、決断に責任を持ち、けじめをつけなければならないものだ、と感じているのだとすれば、それも立派な経験であり、キャリア形成に影響を持つと考えます。

 キャリアになるか否かという点においては、当事者がどのように考え、今後にどのように生かすのか。それによって大きく変化するものであると考えます。さらに言えば、当事者だけではなく、前述の例においては、私自身が彼のとったこのような行動・行為に対し、誤った行動・行為であると感じていれば、自身が同じ立場に陥った際に同じような行動をとることはないだろう。これもまた、私のキャリアにおいて何らかの影響を与えていると考えることもできるのではないかと考えられる。

920時間をどう活用するか

 「920時間」これは大学生活4年間におけるアルバイトの時間を表した言葉です。この時間をどのように活用するか。これが今の私たちに問われている大きな問題であると考えています。コロナ禍によって、上京してきた仲間はアルバイトを始められないという事態や、アルバイトできていても時短や出勤不可、雇用破棄など様々な要因でこのアルバイト時間が少なくなっています。こうした中でどのようにこの空き時間を活用するか。これが直下の課題でしょう。私はこの時間を使い、2年生の授業(キャリア体験実習)に参加したり、このnoteを使い、自分の考えをアウトプットすることを通し、客観視する時間に充てるなど時間を有効活用する方法を日々、模索しています。

時間をどのように使うのかはあなた次第です。しかし、この有限な資産に対し、どれだけの付加価値を付けることができるか。今回、キャリアのカタリバには1年生が7名参加してくださいました。参加している学生の過半数が1年生という状態でした。アクティブな仲間とともに、私の有限な”時間”という資産に付加価値を付けることができたと実感しています

どのような形で付加価値を付けるのか。この記事を読んでくださった方々にも是非、有限な”時間”という資産によりよい付加価値を付けられることを願っています。


 今回はここまでにします。キャリアコンサルタントの中村さんより、「アウトプットのためにはよいインプットは必要である」というお話を頂きました。これからもよりよいインプットを求め、アクティブに活動していきたいです。ありがとうございました!!

ご覧くださりありがとうございます。サポート頂ければ幸いですが、”スキ”が私の励みになります。どうぞよろしくお願いいたします(^▽^)