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「学士」の肩書きは必要なのかー新規事業提案を踏まえて

 こんにちは!法政大学キャリアデザイン学部1年の中野です!今回は、本日行われたキャリア体験実習での新規事業提案を踏まえてnoteを書きます。今回はオーシャングループの黒田社長をお招きし、コンサルタントと社長の側面を持つ方の視点からフィードバックをいただくという貴重な機会になりました。

 まずは私が所属した班の提案した事業「キャリアデザイン大学」をご紹介します。
 今回の事業は私の提案を先輩お二人が取り入れてくれたために提案まで完成させてることができました。藤本さん鈴田さんありがとうございました!お二人ともノートをやられてますので是非見てみてください!

高等教育をより身近なものに

 さて、本題です。今回の事業提案にあたり、問題意識を整理しました。今の社会の中で私が何に問題を持っているか。教育学に興味のある私は「不就学生徒の多さ・生活保護世帯の進学率」に問題意識を持っています。それぞれお話ししていこうと思います。

不就学生徒の多さ
これは、単に経済的理由により教育を受けられない状態にある生徒だけでなく、いじめなどのなんらかの要因により学校に通うことが困難となる生徒を含めた不就学生徒です。あえて、後者を脱落生徒と呼びます。この脱落生徒に焦点を当てたとき、日本にどれくらいの数いるのか。日本には現在、中等教育を受けないまたは受けられない脱落生徒は平成30年に164528名います。これだけ多くの生徒が脱落する教育制度そのものを変えないと現状を変えることはできないと考えています。

生活保護世帯の進学率
私が特に問題意識を持っているのは生活保護世帯における進学率の低さです。日本全体での進学率は約6割と言われてる中で、生活保護世帯内での高等教育への進学率は2割を切っているのが現状です。その要因となっている一つに世帯分離という考え方があります。これを変えることは極めて困難です。国会でも度々議題になり、YouTube上にもその様子が挙げられていますが、なかなか厳しい様子がうかがえます。

以上の2点を主とし、今回の新規事業計画を行いました。

 コロナ禍により、オンライン教育が大きく発展をしました。それに伴い、オンライン環境での教育の将来性が期待されていると考えています。詳しくは別に私の考えを載せていますので参照頂ければと思います。今回提案した新オンライン大学事業では、オンライン環境を活用し、高等教育をより受けやすい環境へと変化させ、また高等教育の再興を後押しするものとして考えました。

大学である意味はあるのか

 この事業提案を行い、黒田社長よりフィードバックを受けたものとして、「学士」というレッテルは本当に現在の社会において必要なのか。というものでした。確かに現在の社会では、「どこの大学を出たのか」以上に「何をしたのか、何ができるのか」ということが求められる社会になってきています。更に、今回のコロナウイルスによって更に業績・成果主義が拡大することが推察されます。そのような社会において「学士」を得るためのオンライン事業以上にキャリアを考えるオンライン事業や「セカンドキャリア」形成のためのオンライン事業の方が今後需要の高い事業なのだろうと考えなおしました。

 この事業は今後、社会人大学生のための事業を計画していましたが、今回、黒田社長からのフィードバックを受け、「キャリア塾」的なものに発展させていくとより良いのではないかと考えなおしました。

初めての新規事業計画を終えて

 私は今回初めて新規事業立案を行いました。私たち学生の視点での問題意識や憧れから今回の事業を企画した班が多く見受けられました。しかし、わかってはいたものの社会人の視点・コンサルタントの視点・経営者の視点から見る世界は全く違うものでした。これから実践的な学びを深めていく私のような大学1年生の時点でこのような視点からの意見を実際に頂けることは本当によい経験になるのだろうと感じました。



 今回はこの辺にしていきたいと思います。他に6つの班が新規事業を立案しました。先輩方のnoteで発信されると思いますので是非チェックください。

 ではまた!


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