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2017年 55冊目『外国人社員の証言 日本の会社40の弱点』

読みました。

アメリカ、中国、韓国、インドほか17か国の外国人社員から直接聞いた日本型組織の落とし穴と副題にあります。

違いを価値に変えるには以下の5つのステップが必要だそうです。

1外国人社員の適応(理解→信頼)

2ラインマネジメントの高度化(信頼→提案)

3知識移転(提案→展開)

4制度の高度化(提案→深化)

5組織改革(深化→文化)

この本では、1の認識のずれにいかに対応するのかが学べます。

事例を読んでいると、こんなこと起きているんだろうなってのが想像できます。

たとえば、日本語を英語と勘違いして、セクハラ問題に進展して、上司は左遷、部下の外国人は退職してしまったエピソードがありました。

上司は「最高!」「あ、そう?」「アホみたい」と言ったのを、

部下は「psycho」「asshole」「aha! Hold me tight」と聞こえたそうです。

それは、精神病、嫌な奴、しっかり抱いてと言われたら駄目ですね。

これ以外にも

「お客さまは神様」だと言って、一神教の人たちをとても怒らせた話や

インドの南方の方々は、YESの際に、顔を横に揺らすのを見て、馬鹿にしているのかと勘違いした日本人上司の話も取り上げられています。

今後、勉強会の講師として著者の小平達也さんに来ていただくのですが、楽しみになってきました。

▼前回のブックレビューです。


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