2023年 59冊目『性格のいい会社』
友人のミライフ社長の佐藤さんの本です。
2016年に出版した『いい人材が集まる、性格のいい会社』の続編ですね。
性格のいい会社にいい人材は集めるのか?
それで事業は成長できるのか?
という実験結果を赤裸々に書かれた本です。
最初は、採用した人が全員辞めるという組織崩壊が起きたりしたそうです。
ビジョンと実際がずれていて、「嘘つき」だと社員が辞めていったのです。
それから新しい時代に向かってV字回復できています。
性格のいいい≠のんびりしたぬるま湯組織
性格のいい=事業成長、顧客への提供価値を生み出す。
組織の居心地は半径5mで決まります。
だから
キーマンはマネージャーなのです。
そして性格のいい会社は社員を幸せにする会社です。
先日、佐藤さんとしゃぶしゃぶランチをしながらこの本の話をしたのですが、私が考えているマネジメントの重要ポイントと重なりがとても多かったです。
例えば自律自走を目指す。成長を志向し仲間を大事にする。
私も、ホームページに書いていますが、成長し続ける自律自転する組織を作るのを支援しています。
多様な働き方を認めて、脱長時間労働を目指す。
これも、まったく同じですね。
リクルート時代、私の組織は全社でも労働時間が短かったのです。
そういえば、佐藤さんのいた組織は労働時間が長かったように記憶しています。
ダニエル・キムさんの成功循環モデルを大事にしているのも共通です。
読んでいて、そうそう!と思える本で、お薦めです。
▼前回のブックレビューです。