2023年 75冊目『最後の海賊 楽天・三木谷浩史はなぜ嫌われるのか』
世界の巨大な敵に勝つのは万に一つ。
それでも海賊船に乗った10人の理由。
楽天は東大生の就職先3年連続首位だそうです。
先日著者の大西康之さんと飲む機会があり、その後江副浩正さんの本を上梓されました。
起業の天才ですね。
とても面白い本で、8月の中尾塾の課題本にしました。
この本も面白かった。
何よりも三木谷さんは現役です。
この話はTo be continuedなのです。
大きな投資が必要なビジネスでは赤字は当たり前です。
楽天がチャレンジしているキャリア事業は、これに当たります。
それをECとフィンテックの黒字で大半を補っているのは、実はすごい事なのです
※日本では、赤字のことだけを取り上げていますが
海賊の1人のタレック・アミンが実現したインドでの格安携帯革命の技術延長線上には、世界のスマホネットワーク革命の可能性があるのです。
※専用ハードを使わないでネットワークを構築できるので、インフラ投資が格安にできる。
世界中の大手キャリアが実現できなかった技術を、楽天は500万回線で実現しているので、現在100社と商談をしているのです。
※世界と商談をするために、バルサと300億円でスポンサードして、楽天の知名度を上げておいたのです。凄すぎ!
楽天のすごさはオペレーションだと思うのですが、それをきちんとトヨタから学んでいるのもすごいですね。
⇒だからECできちんと儲けられるのです
⇒だからMAした銀行も証券もカードも好業績企業に変えられるのです
知らなかったのですが、ガンの薬にも取り組んでいます。
当然なのですが、せいちゅーさんも登場します。
この本を読んだら、三木谷さんのことが好きになります。
※私は同世代でもあり、好きでしたり、更に尊敬の念を高めました。
楽天の株を買いたくなります。
▼前回のブックレビューです。