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2023 34冊目『反省記 ビル・ゲイツとともに成功をつかんだ僕が、ビジネスの“地獄"で学んだこと』

いやー、反省紀とあるのに、面白いと書いてはいけないかもしれませんが、とても面白かったです。

アスキーを当時史上最年少で上場させ、マイクロソフト副社長としてビルゲイツ含め3人のボードメンバーの1人だった西和彦さんの半世紀ならぬ反省記です。

西さんは、昇り詰めていたのにマイクロソフトからもアスキーからも追い出されたのです。

何がアカンかったのかを西さんが真剣に書いた本です。

実名も出てきます。

義理と人情と若さとプライドと経営を知らない事と性格とテクノロジーの未来感の違いなどで人が離れていきます。

でも、それ以上に人間臭くて、日本のコンピュータ黎明期の天才がここまで赤裸々に描くのかという面白い本です。

ソフトを作りたいビルゲイツとハードも作りたい西さん。

アスキーでもそうです。

様々なトライアルが少しだけ失敗したのです。

少し歯車が変わっていたら、どうなっていたのだろうと読みながらワクワクします。

しかし、反省記です。

西さんは失敗するのです。

アスキーも売り上げは大きく伸びるのですが、経営が分かっておらず(←失礼な表現ですが)

利益が全く出せていなかったのです。

結果、会社は倒産寸前まで行きます。

最後はCSK創業者の大川功さんに出資してもらい助けてもらいます。

そして自身がアスキーの社長を離れた後は、大川さんの秘書になり、どんな無茶な命令もこなします。

大川さん西さんは、人をたくさん創ったので、学校を一緒に作ろうと言われていました。

西さんは、現在、実家がやっていた学校などの運営もしながら人を創っています。

いっぱい参考になる話が載っています

起業家や経営者は一読の価値があります。

▼前回のブックレビューはこちら


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