ある上場会社の社長が考える、働く際の”モチベーション”とは。
おはようございます。なかのたいです。
今日は持論ではなく、ある上場会社の社長と『働く際のモチベーション』について話した時にしっくりきた考え方を共有します。
先日、売上約100億円規模の上場会社の社長とお話する機会があり、その際にこんな質問をしました。
『あなたにとって、”従業員のモチベーション”はどこにあると考えていますか?』
社長にとってのモチベーションではなく、社長が考える”従業員にとってのモチベーション”という意味合いです。
そして、これを聞こうと思った背景は下記の通りです。
端的にお伝えすると、私が組織のマネジメントを担う際に、「メンバーのモチベーションはどこにあるのか?」と悩んだことがあったからです。
そう言うと、「モチベーションなんかで仕事をするな!」などと怒られそうですが、一応、その点についてもすみ分けて考えているつもりです。
モチベーションで仕事をするなと言っている方は、おそらく”それは一過性のもので、継続してその力を発揮できないと考えているから”というのが一つあるのかと思っています。
そこについては、”テンション”と”モチベーション”という形ですみ分けて考えることで整理ができるのではないかと思っており、
例えば、
「昨日はいいことがあったから今日はやる気がある」
これはテンションです。
そして、
「〇〇業界を〇〇にしたいからこの仕事に没頭できている」
というのがモチベーションだと考えています。
もちろん、そのモチベーションというのは、人それぞれ違っていることも認識しており、その中で、
業界への思い入れなのか
給与などの待遇なのか
一緒に働く人との関係性なのか
福利厚生が充実しているなどの環境なのか
役割を与えるなどのポジションなのか
などといろいろと考えておりました。
先述の通り、人それぞれ違ったものを持っているかと思いますし、上記で挙げたものはどれも”間違っている”と断言できるものではなく、要因の一つとして考えられるものばかりです。
そして、その社長から返ってきた回答はこちらです。
『”自分で決めている”という感覚を持っていること』
お~。。
私はこれを聞いたとき、めちゃくちゃしっくりきたのを覚えています。
私の解釈も含めて補足をすると、
トップダウンで降りてきた仕事をこなすのではなく、また、逆に従業員がやりたいといったことをなんでも許容することでもなく、組織の方針に沿って上長とメンバーがしっかりと議論し、方針をすり合わせた上で、「よし!今期俺は〇〇をするんだ!」と自分自身の考えから腹落ちさせられている状態。
かと認識しています。(上記は至って普通の行いかと思いますが・・)
そして、その社長の言葉を聞いたときに、自分自身の普段の考えや行動、今まで一緒に働いたことのある方でモチベーションの高かった方を思い返した時に、この社長の言っていることが自分やその方たちの”共通点”だなと感じました。
リクルートのWill-Can-Must面談や、他の会社においてもその類の取り組みはされているかと思いますが、まさにその取り組みかと思っており、
もっと言うと、その取り組みのレベル感かと考えています。
そのような目標設定の面談をやっている会社は多いかと思いますが、結構、表面上やっているだけで、結果的に”やってほしいこと”の押し付けになり、メンバーの腹落ち度合いも高くない状態。
そして、モチベーションに繋がっていない。
などとなっているケースが多いのではないでしょうか。
これでは、”自分で決めている感覚”というのは醸成されないと思っています。
私は、そこに対して感覚的に「こうやったらいいのでは?」というのはありますが、その構造について言語化できるレベルではないので、ここでは偉そうなことは言えないですが、、
正直、立場を生かして仕事を押し付けるのは簡単です。
その社長の言葉を聞いて、本気でメンバーに向き合って、まずは、その方の考えや意見を忖度なく引き出せるような関係を作らないといけないなと感じたものです。
私の投稿テーマ
『"とらえ方"で人を進化させる』をテーマに記事を書いています。
人間関係、仕事・・・日々のストレスはもしかしたら“とらえ方”を変えることで軽減されるかもしれません。
ここでは、何かの本等の情報の横流しではなく、経験から得た持論を展開していきます。
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自己紹介
大阪府立天王寺高校を卒業後、独立リーグに進みプロ野球選手に。
その後、約50名のベンチャー企業→リクルートキャリア→エス・エム・エス→Speeeと社会人としては現時点で4社目。
携わった仕事は、SV、営業、マネジメント、M&Aアドバイザー、人材育成、組織改革、新規事業開発など。
今後は”イキイキと生きる人を増やす”ことを軸に何かしようと考え中です。
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