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2022/09買ってよかったもの | 汗を流して距離を踏む。

9月。
晴れた日は残暑というよりは猛暑な毎日だった。

そんな日々を支えてくれた買ってよかったものを今月も紹介していきたい。
相変わらずランニング用品が多め。
主に汗対策の参考に是非。

第5位

エステー | ドライペット くつ用

ランニングシューズが臭くなるタイミングは、雨の日というわけではない。
私の場合、雨の日に走ったあとは身体と一緒にシューズを洗ってしまうことがほとんど。
そのため臭い問題には結びつきづらかったりする。

しかし、湿度が高い日の高負荷練習は特に臭い問題に直結しやすい。

  1. 高湿度によるシューズ内の蒸れ。

  2. 高負荷練習により流れた汗の吸収。

この2点の合わせ技で玄関になんとも言えない臭いが漂っていることに気付いたのでこちらを導入。
もちろん消臭剤は置いているが、根本を叩くことが先決だ。

サイズは思っていたより大きく、見た目から吸湿力の高さが伺える。
半年程度利用できるとのことで、一度買ってしまえば買い替え頻度を抑えて長く使うことができることもポイントだ。

試しに30kmのロング走を実施したあとのホヤホヤシューズを洗わずにドライペットを入れてその効果を実験してみた。
普段だったら、面倒がりながらも洗う水準の仕上がり。
脚の汗だけではなく、上半身から流れてきた汗が脚を伝って靴下・シューズに入ってくるため、想像している以上の汗が流れ込んでいるのだ。
この状態のシューズにドライペットを入れて一晩寝かせてみる。
恐る恐る翌日の玄関へ。
臭いはこもっておらず、消臭剤の匂いが微かに感じられる程度。
シューズは乾いており、勇気を持って鼻を近づけても臭いと感じることはなかった。
いきなり効果を実感することができた。
身体の汗もそうだが、放置することで臭いに繋がるということが要因として大きいのだろう。

もともとこのドライペットシリーズはクローゼットでも使用しており性能は信頼を置いていたが、くつ用の当商品についても効果が実感できて嬉しい。
ランニングシューズは洗うことで劣化して性能が落ちてしまう側面があるため、こういった商品に頼ることでなるべく本来の性能を長く保てるように付き合っていきたい。

尚、シューズの洗い方はOnの公式サイトを参考にしている。


第4位

Kneipp | バスソルト サンダルウッドの香り

説明不要、クナイプのバスソルト。
もともと別の香りのものは愛用していたがサンダルウッドの香りは初めて買ったのでこちらで紹介。

6月の買ってよかったものの記事で書いたビュリーの香水の話を会社の同僚にしたところ、クナイプにサンダルウッドベースのバスソルトがあることを教えてもらったので即購入。

湯に溶く際の色の変容もおもしろくて気に入っている。
最初は赤と青に分離しているが、撹拌することで混ざって紫に落ち着く。
香りも程よく立つので匂いで酔うこともない。
バスオイルなんかはたまに香りが強くて酔ってしまうのだが、このあたりはさすがクナイプといったところか。

エプソムソルトと併用しているが、贔屓にしてしまっているようでこちらの減りが早い。
ストックしなくては。

第3位

TIGORA by BEAMS DESIGN | 多機能ポケットショーツ

ランニングパンツは多数あるが、自分が求めている機能を備えているものは意外と少ない。

そんな中で、TIGORAのランニングパンツは価格・機能・デザインのバランスが群を抜いていたので紹介したい。

TIGORAはアルペングループが展開するプライベートブランド。
TIGORA単体だと正直デザインがあまりイケていないが、このBEAMSと手を組んでいるシリーズはかっこいいものが多い。


横からの見た目が好み。
  • 丈が短過ぎず長過ぎずちょうどいい。

  • ポケットが腰回りを中心に充実している。

  • サイドの黒メッシュ切り替えがナイスデザイン。

  • 他のブランドではあまり見ないカジュアルなカラー展開。

スポーティー過ぎず、その上でランナー視点のアイデアがしっかりと盛り込まれて、リーズナブルな価格設定が実現されている。
(私が購入したときは30%オフだったので更に安かった。3000円くらい。)


後ろポケットはジップ付き。

普段の練習はこれで十分。

腰回りのポケットには、大小様々な部屋がある。
鍵やジェルを入れるのにちょうどいいサイズのポケットもあるので、ウェストポーチやザック無しでの手ぶらロング走にも対応してくれる。

サイドの黒い切り返し部分はメッシュになっており、通気性も確保されている。


ポケットのゴムは固すぎず緩すぎず。

この価格帯のランニングパンツにおいて、特にバランスに秀でたプロダクトだった。

第2位

HALO | プルオーバー ヘッドバンド

HALO(ヘイロ)というブランドのヘッドバンドが素晴らしかった。
このギアはコンセプトがしっかりしているので刺さる人には刺さる。

そのコンセプトは 汗が目に入らないヘッドバンド というものだ。
非常にわかりやすく、かつ、大事なポイントだ。

ヘッドバンドはNike/Adidasを中心に今まで5種類ほど使ってきた。
それらが共通して持っているデメリットはヘッドバンドが許容できる汗の吸収量を越えたら汗が普通に垂れてくるという点だった。
ヘッドバンド自体の機能が限定的なだけあり、その他については特にデメリットを感じるポイントはなかった。
しかしこの1点の重要性はランニング・サイクリング・ジムトレーニング等、継続的な運動をするスポーツに取り組んでいる人には分かってもらえるだろう。

このヘッドバンドは内側に搭載しているシリコンバンドをもってその1点のデメリットを完全に解消している。
物理的に、顔に汗が流れないように交通規制をかけてくれている。
このシリコンバンドが機能することで、渋滞した汗たちをこめかみの方に迂回させてくれるのだ。

これもロング走で実際に何度も利用しているが、コンセプト通りのギアであることを実感できた。
尚、肌触りもとてもよく快適に着用することができる。

HALOの公式サイトはこちらから。

第1位

DoLuKE | バンドカラーリネンシャツ(Used)

CHOKi CHOKiという雑誌を覚えているだろうか。
アラサー男子の中には懐かしさで身悶えてしまう人もいるだろう。

古着スタイルをメインに提案するファッション雑誌だった。
中学高校時代に友達とバックナンバーを含めて読み漁っていた思い出のある雑誌。

その雑誌によく掲載されていたショップの中で私の嗜好に一際合うセレクトをしていたのがこのDoLuKEだった。
当時は学生には高く感じられあまり購入することはなかったが、原宿に訪れる度にお店に行っていた。

全体的に気品のあるセレクトで、その中で遊び心のあるアイテムチョイスに惹かれていた。

先日原宿を訪れた際にふとDoLuKEの存在を思い出し、当時の記憶を頼りに約10年振りにお店を訪れた。
なんとなく、ネットで営業しているか確認したりグーグルマップに案内されたくなかった。
当時、初めて裏原に行ったドキドキが薄まってしまうような気がして大事にしておきたかった。
平成5年生まれの私はこの辺りの感覚が上と下の世代のどちらの気持ちも分かる狭間の世代なのだと思う。
半端をいいことに都合よくモダンとレガシーを使い分けて楽しめる世代。

余談はさておき、10年振りの再訪は驚くほど自然だった。
当時と同じ雰囲気が保たれていた。
しかしもちろんセレクトは時代にフィットしており、DoLuKEらしさと今っぽさが融合する心地良い空間になっていた。

憧れていた当時の感覚に浸りながら、物色する。
あの時と比べてお金にも余裕がある。
自分は大人になったのに、当時好きだったショップが現存することはちょっとした奇跡だ。
当たり前のことではない。

そんなことを思いながらディグっていた。
入口すぐのスペースに展開されていた夏物セール対象の中に気に入ったシャツがあった。
試着してすぐレジへ。
ちょろい客をやってきた。

いい青。

青。
一色ではない青。
素材はリネンだが、デニムのそれに近いインディゴ、黒っぽい青、それとは異なる少し薄い青。
異なる色味を持つ青達が混ざったいいリネンシャツだった。

光に透かすと濃淡をより楽しめる。

会計中に店員さんから「CHOKi CHOKi世代ですか?」と聞かれる。
食い気味に「そうです!」と答える。
店員さんが服を興味を持った頃にはCHOKi CHOKiは休刊済みだったとのこと。
しかし私くらいの年の人が時間を置いて訪れることがたまにあるという話をしてくれた。
当時を回顧するように、懐かしのショップを訪れていた同志がいたことを知り少し嬉しくなる。

マカオの古着だった。

少し涼しくなってきたし、今度はニットを買いに行こう。

おわりに。

9月も買ってよかったものに助けられながら、月間走行距離を300kmでキープすることができた。

メニューの幅を持たせたことで、身体への負荷は分散させながら距離を踏むことができた。


11月はいよいよ人生2回目のフルマラソン、そして人生初のハーフマラソン。
10月は追い込みをかけながら、自分の現在地を確かめていく。

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