「音声配信」しますわ!
その方法とは「音声配信プラットフォームアプリ」を使うことだった。
Twitterだと文字制限があり、思った事を伝えにくい。誤解をされやすいという点も気になった。すでにこの文章を読んで頂いて、お解りだと思いますが、私は文章力が極めて乏しい。そのような者には、持って来いの武器だった。
解ったのは、音声で伝えると「人となり」まで伝わる。私のファンとなってくれる方まで出現した。
特に「物品販売」に関しては、その威力を発揮した。ソーシャルコマースというものも存在するくらい、商品に対しての反応がとても良かった。
ただ、問題もあった。何を音で声配信すれば良いのか?だった。初めに「音声配信」を始めた頃は、これという商品は無く、会社の仕事を説明することぐらいしかなかった。それでもとりあえず、「音声配信」をやってみた。何が何だか解らなかった。すると色々な事を教えてくれるリスナーさんが、現れた。そのリスナーさんは、もちろん「音声配信」について、限定だった。私が興味を持ったのは、そのリスナーさんでは無かった。「知らなくて…」と正直に言うと専門的な事まで教えて下さるリスナーさんまでいることだっあ。その時、何か私なりに「音声配信」のコツを掴んだように思えた。
最後の方は「パン」の話、「冷凍食品」の話ばかりしていた。「音声配信」のユーザーさんは日本全国にいる。そこで、地元のおいしいパンの話が聞ける。私が全く知らないパンの話も聞けて、楽しかった。そればかりか、売れているパン屋さんの販売方法も聞けたりして、とても勉強になった。「冷凍食品」についても同じで、なぜ「冷凍食品」が売れているのか?が解った気がした。物販に対して、とても勉強になった。そこで、リスナーさんからの話を基に売れる商品を探ったりしたこともあった。そればかりか、販売方法のヒントまで得られた。ユーザーに入り込む事が、一番売りやすかった。「音声配信」はとても勉強になった。
未だに話をした方が早い時は、「音声配信」をしてしまう。難しく取れる話でも笑いを混ぜることにより、楽しく聞いてもらえるからだ。
しかし、都合の良い事ばかりだけではなかった。私が思ってもいない方向に進む事もあった。それは、会社のアカウントでやっている事が原因だった。この点が、後々、私が「干される」原因となる。
変な正義感を持って、意見を言うリスナーさんがいる。「笑いながら話すな…」「会社のアカウントなのに、なんでパンの話をしているのだ!」等々のクレームを頂く。何をやろうとこちらのかってだと思うのだが、何人かのリスナーは「会社アカウントとは?」というような自分なりの考えがあるようだ。全く、自由にさせてくれない。私も会社のアカウントなので、返すことは控えてしまう。そのうちエスカレートして来て「彼は、だめだなぁ…。誰かが監視した方が良い」と言い出すリスナーが現れて、監視人を付けられた。私は、さすがにこの件にはあきれはてた。その発想に、大笑いさせて頂いた。株主気どりなのだろうか?色々な方がいる。
今思えば、「音声配信」を始めたあたりから「干されました…」に近づいていたように思える。
それでも「音声配信」は、役にたった。確かに、干される基のひとつになったが、いまだに使わせてもらっている。別に「音声配信」自体には、恨みは無い。それどころかプラスアルファ的な使い方をすることで、ストレスなく、やりたい事が出来る。
《次号(#11)へ続く》
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