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他人と自分を比べてしまう人へ。「人と比べるな!」じゃ、納得できないよね。
他人と自分を比べてしまう、という人は多いのではないのでしょうか。
かく言う私も、他人と自分をすぐに比較して「私はあの人と比べてダメだ」とか「上手くいっているあの人と私は何が違うの!?」(←疑問ではなく焦り)なんてすぐに思ってしまうタイプでした。
と、過去形で書いたものの、今だってべっこり落ち込んでどうしようもないときにはついつい他人と自分を比べてしまったりしてます。てへぺろ。
なのでね、他人と自分を比べないことが出来ればどれだけ良いかなんて、自分が一番よく分かっているんです。
だからこそ、
「人と自分を比べても何も良いことはない。」
とか、
「人と自分を比べるな!」
だなんて言葉、もう別に聞きたくもないんですよ。もう見飽きた。そんなの分かってるよ。って思ってしまう訳です。
他人と自分を比べない方法をいくらググったって、何十年間も染みついてしまったこの劣等感の塊は、検索だけじゃやっぱり解決できないのです。
他人と自分を比べてしまう辛さは、比べることなんてない人たちの想像の100000倍くらいしんどいんですよ。きっとこのタイトルを見てすぐにクリックしてくれた人はね、「ほんとそれな」って思ってくれてるに違いない。
だから、私はあえて「他人と自分を比べてしまうこと」を無理に辞めなくていいんじゃないか。そのまま、一旦受け入れてみてもいいんじゃない?ということを話したくて。
他人と比べてしまうことに疲れてしまっていたら、
ちょっとだけ、耳を?目を?貸してくれませんか。
自分に「近い」からヘコむのかもしれない
私の脳内で勝手に「私と比べられる対象になってしまう人」は、冒頭で書いた通り、もれなく自分よりも上手くいっている・有能である人の存在です。みなさん、どうもいつもすみません。
頭の中ではみなさんの背中ばかりが見えて、羨ましくて、ちょっと妬ましくて、ちょっとムカついたりしています。笑
素直に尊敬できればいいのだけれど、こちとら、なんでもかんでも尊敬に変換できるまで大人じゃないのです。
劣等感まみれ死んでしまいたくなったり、まあそこまでいかなくとも、なんだかモヤっとしてしまうんですね。
しかし、最近気づきました。
劣等感を持ってしまう「対象の人」が、自分の現在地に近いからこそ、比べてしまうのではないか?と。自分に近い存在だからこそ、気になって気になってしょうがないんじゃないのかと。
私は「秒速で1億稼ぐ男」と呼ばれた与沢翼さんと自分を比べることはありません。米倉涼子とも比べないし、橋本環奈とも比べない。
私たちが劣等感を持ってしまう人って、
自分より ”ちょっと稼いでいる” とか
自分より ”ちょっとモテる” とか
自分より ”ちょっとカッコイイ・カワイイ” とか
自分より ”ちょっと頭がいい” とか。
そんな、
「自分と同じ地点」にはいないが、
「自分とけっこう近い地点」にいる人
が多いと思うんですよね。
ちょっと自分が頑張れば手に入れられそうな範囲だからこそ、比べてしまう。そんな気がするのです。
私が劣等感で苦しくて苦しくて仕方がなくなってしまったのは、前職のこと。京大出身のふたりと自分、3人で事業をしていたときでした。
私は客観的に見ても京大には到底及ばない大学の出身だったし、ふたりのような華々しい経歴も経験もなかったので、仕事で”経験の差”を見つけられたときは強烈にイライラしたんですよね。
しかし、一歩引いて冷静になって考えてみると、「事業を一緒につくっている」という時点で、私はふたりと同じトラックの上で走っているのです。
メンバーに誘ってくれた時点で、少なくとも私は必要とされており、そのふたりと同じレイヤーでものごと(事業)を考えるという権利を得ている。
ふたりは少しだけ先を走っている。頑張れば追いつく。彼らの姿はまだ見える。見えるからこそ焦って足が絡まっている。
彼らが、手を伸ばせばすぐ辿り着けるかもしれない場所にいるから、猛烈に嫉妬をしてしまうし、自分と比べてしまうんです。
私の地点からは、秒速で億を稼ぐ与沢翼なんて、そもそも姿すら見えない訳で。
見えないから、私たちは与沢翼がトラックを走っていたことすら知らないのです。だから私たちは与沢翼と自分を比べない。
私たちが他人とついつい比べてしまうのは、
「私たちが手にしたいものは、案外近くにある」という事実の裏返しなのかもしれないんですよねー。
比べているという状況を、”認知”する
私が、他人と自分を比較して落ち込んでしまう機会を徐々に減らすことができたのは、「あー、今、私は○○さんと自分のことを比べてるな!?」と”認知”することから始まりました。
例えば、自分より上手くいっている人と自分を比べてしまうとき。
私はしっかりべっこり落ち込む、というか自己嫌悪に入るので、まずはそんな自分の思考をしっかり受け止めます。
そして次は、
「おうおう。今、○○さんと比べてますなあ?」
と自分に声をかけてあげます。
”私は今、誰かと私と比べている”ということを自分に伝えてあげるのです。
他人と自分を比べてしまう時って、意外と「比べているという事実」を客観的に認識していないことが多くて、ぐっちゃぐちゃな感情が先にきてしまうんですよね。
そんなときは、「お、中野選手~!!今、今、まさに比べております~!!!」みたいに、自分に自分で実況してあげるんです。
声に出すとなおよし。大声だとなおよし。ミルクボーイの内海さんのあの声だとさらによし。
そうすると、だんだんクソ恥ずかしくなってきて、あれ?なんで比べてるんだっけ?と我に返る確率が増えるんですよ。
これ、ちょいカッコイイ言葉で「メタ認知」というんですが、自分の脳内を自分で実況してしまうのです。これ、最強で。
そんでもって、↑で書いた自分に「近い」からヘコんでるのかもしれないよね~ということをセットで思い出せれば満点!はなまる!
個人的にはこのやり方、「他人と自分を比べてしまうことは悪いことだ!だから自分はダメなんだ!」と自分のことを否定せずに、他人と比べることから自分を遠ざけることができるので、最高に都合が良くて。
他人と自分を比べても良いことないよ~!と色んな人からたくさんアドバイスをもらってきましたが、「比べることをやめる」のではなく、「比べていることを認知する」方が、私には効果てきめんでした。
「人と比べるな!」じゃ、納得できないよね。
最初に言った通り、人と比べて良いことはないなんて私たちがいっちばん分かってるんですよね。
だから、「人と比べるな!」と怒られたり、アドバイスをもらったって、それが出来ないから困ってんじゃん!と逆ギレしそうになってしまう。
だからこそ、今日は比べている状況を受け入れてみるということを提案してみたかった。
今の自分を否定しない方法があれば、やっぱりそれを取り入れてみてほしいんです。私は自己嫌悪で本当に苦しんできたから。
もしあなたが今、誰かと自分を比べて苦しい状況にいたら。
「私、誰かと比べてるぅ~!!うひょ~!」という実況を、私に送ってくれませんか。
(➡公式LINEから、ぜひ。)
もう笑うしかなければ面白おかしく書いてくれたっていい。それでスッキリすることもあると思うのよ。「今、○○さんと比べておりますけどもね」と、ミルクボーイ内海さんのテンションできてくれてもいいよ。
あなたがほんのちょっとでも、他人と比べてしまう自分のことも好きになれますように。
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