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2021年12月の記事一覧

ニーチェ『愉しい学問』

第二版への序文  四

 最後に、最も本質的なことを言わないままでいるわけにはいかない。ひとは、そのような数々の深淵から、そのような重い長患いから、ひいては重い疑惑の長患いから、新しく生まれてふたたび立ち戻ってくる。脱皮して、いっそう敏感になり、いっそう意地悪になり、悦びを好む趣味の上品さが増し、一切の慶事をより繊細に味わえるようになり、いっそう快活な感覚をそなえ、悦びにおけるいっそう危険な第二の

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