1日あけるとまた見えてくる
ヴァイオリン職人のこんな話があります。
ニスを塗る時にその赤色をずっと見ていると、どんどん赤くなってしまって、理想と全然違うことになる。
凝視し続けるのも問題だということ。
なんでこんなことを書くかと言えば、譜読みも似ていると思うのです。
バルトークの無伴奏ソナタ。ダブルシャープを含め山ほどの臨時記号があります。一通り読み終えたつもりでここ数ヶ月毎日通して弾いています。
だいぶんスムーズになったかなと思いました。
試しに1日あけてみました。
あら不思議。
ん?と思って立ち止まると読み間違いがあるじゃありませんか!
ずっと凝視していると、繰り返し誤っていると、流れの中に埋もれているんでしょう。読むことも、考えることも弾くことの手前の話ですが、埋もれてはいけませんね。
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