曲の背景、イメージ、質感
最近、Googleのストリートビューであちこちの街を眺めるのが好きです。
あー、この人はここであの曲を書いたのか...と。
もちろん撮影された時の天候にもよりますが、最近は更新された日付だけでなくて、数年前のストリートビューも見られたりします。
実際に訪れた街でもそうでしたが、ヨーロッパは空気がちょっと日本と違いますよね。
オゾンの濃度とか色々関わるらしいのですが、現地でヴァイオリンを眺めて、それを日本で改めて眺めるとなんか色が違う?!ということもあるらしいです。人によるかもしれませんけれど。
レッスンで音楽史にがっつりと触れることはありませんが、課題としては一応出したりして、最低限のことは知ってもらっています。
できることであれば、以前取り組んだ曲と今取り組んでいる曲、これから取り組む曲...それぞれの関係や流れをつなげていけるのが個人的な理想です。
Wikipediaを使ってもいいと思いますが、そこで引っかかる要素があれば、少しでも掘ってほしいですね。
感情を込める、というのはespressivoの指示であって、それ以外に込めるのはイメージ、イマジネーションだ、と個人的に考えています。
イメージやイマジネーションって意図して組み立てられるものではなくて、頭の中にある質感が大切だと思います。
声のこともあるでしょうし、器に射す光やその影かもしれません。
艶消しなのか、漆っぽいのか、ニスなのか、ステインなのか...例えば、の話にすぎません。
そんなとき、伝記はあんまりオススメしません。
一番いいのは、書簡とかですかね。
伝記よりその人に近づける気がしませんか?
僕も久しぶりに、書簡や日記、あらゆる資料を精神面から読み解いている名著を読み直しています。
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