DACIモデルを使ってプロジェクトの責任範囲を決める
ブログに書かれていること
プロジェクトの責任範囲が決まってなくて困ること
DACIモデルについて
仕事での実践例
プロジェクトの責任範囲が決まってなくて困ること
組織が大きくなる、プロジェクトの範囲が大きくなっていくと
「あれって誰が最終決めるんだっけ?」
「さまざまな意見があり、なかなか決断まで辿りつかない」
など、意思決定までのスピードが遅れることがあります。
その場合、以下のような課題があると考えています。
成果物の責任範囲が決まっていない
成果物の責任範囲を組織が認識していない
成果物ができるまでのフローが決まっていない
成果物ができるまでのフローが決まっていないに関しては以下のブログで可視化の方法を紹介しました。
[成果物の責任範囲が決まっていない] [成果物の責任範囲を組織が認識していない]に関して、自分が活用しているフレームがDACIモデルです。
DACIモデルについて
DACIモデルとは“4つの役割”を組織のメンバーに当てはめることで、役割効果を引き出しスピードの速い意思決定を可能にするモデルです。
[DO]実行責任者
成果物などを作成する責任
[Approver]説明責任者
上流メンバーに説明を求められた時に説明する責任
実行責任者が計画通りタスクを遂行できるよう状況を確認・采配する説明責任
[Contributors]相談対応者
実行責任者がタスクを計画通りに遂行できるようサポートする責任
[Informed]報告先
報告先は成果物以外の側面には関わりを持たず、実行責任者から報告を受ける
(意見を踏まえて判断・決断をするのは実行責任者)
これを成果物ごとに各メンバーに当てはめると、それぞれの責任範囲が見えてきます。
詳細の説明は『プロダクトマネジメントのすべて』にも記載あるので、さらに知りたい方はぜひ。
仕事での実践例
以下があるプロジェクト開始時にチームで決めた責任範囲の表です
組織がそれぞれの責任範囲を認識することが大事なため、ただ作るのではなく
成果物ができるフローを可視化する
個人の目標や背景を話しながら責任範囲を関係者で決める
ことが大事になります。
これをすることによって、プロジェクトを推進する上で決定者が決まり、組織でさまざまな意見が出ても
「最終は〇〇さんが決めることですが、僕はこう思います」
のような会話が出るようになります。
チームが認識できるように、自分はこの表をプロジェクトのドキュメントの頭に入れています。
1度決まれば終わりでなく新メンバーが入ったり、プロジェクトが行き詰まった際に、更新できるとさらに良いですね。
プロジェクト開始時・プロジェクトの意思決定スピードに課題を感じている方はぜひ試してみてください。
さらに詳細を知りたい方は『プロダクトマネジメントのすべて』を読んでみてください!
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