見出し画像

Lyrics #75 Leap Day

県外への就職や入学が決まり、旅立つ人を、駅のホームでみんなで見送る、こんなシーンは今でもあるのだろうか ?

たまたまなのか、タイミングが悪いのか、僕は何年もそんな光景を目にしていない。
でも、地方では流入人口を流出人口が上回るところが圧倒的に多く、現実にはこの季節に家族と別れ、旅立ちをする人が集中するのだろうと思う。

周りにはシングルマザーやシングルファザーも少なくなく、一人っ子も多い。
今日の作品では、そんな旅立ちの季節の、ある母娘の別れ、2月29日が記念日となった一組の母娘を書いてみました。
恐らく、皆さんの周りにもこんな家族、親子がいらっしゃるのだろうと思います。
タイトルは閏日 ( Leap Day )です。



Lyrics #75 Leap Day

春の陽射しが 一番優しいと
その声が 震えていたね
見送りの 友達は
おめでとうと 言うけれど
これから一人 この街で暮らす
母の声が とても切なくて
わたしの胸を いっぱいにしたの
もう何度 いっしょに
母と二人で いっしょに
母の好きな この街の桜を 
見られるのだろうと


淡い水色の 優しい空が
この街を 包み込むように
いまごろ この空の
優しい色に 気づいてる
これから一人 この街で暮らす
母のことが とても切なくて
長い手紙を 初めて手紙を
夜通し したためたの
母には 謝ることばかり
明日から とても遠く離れて
それぞれの暮らしが


友達から お別れの言葉
発車のベルが 鳴り響き
うつむく 母に手紙を渡した
次の駅まで 立ち尽くし
やっとハンカチを 取り出すと
母が書いた 手紙を見つけたの
今ここにある手紙を


【あとがき】
MLB ドジャーズ、大谷翔平選手、ご結婚おめでとうございます。
日本時間では閏日 (Leap Day) の発表でしたね。びっくりしました。
ファンの皆さんとともに、ますますのご活躍を祈念いたします。

よろしければ是非サポートをお願いします。プロフィールに記載の通り、地方再生のための活動をしています。人口減少の中、地方の自然や文化、美しい街並み、暮らしなど、大切にすべきコト・モノを残すための持続可能となる取り組みを支援します。