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Lyrics #71 卒業

今日は友人からのリクエストに応えて。
息子さん (S君) がこの春に高校を卒業し東京へ、ということで、手紙に僕の詩を添えたいと、オーダーがありました。

3年前、コロナ禍の直前だったと思うが、友人と居酒屋で飲んでいたが、財布を忘れたということで、友人がS君に電話したところ、まもなく居酒屋に財布を届けに現れた。
僕は初対面だったが、その時にガールフレンドといっしょに来ていたことを思い出し、そのことを今回友人に訪ねると、高校入学から3年間、とても順調にお付き合いが続き「これから青春の強烈な別離を体験するんだ・・・」と言う。

・・・ということがきっかけとなり、今回「卒業」というシンプルなタイトルで青春真っただ中の二人に向けて書いてみた。

人生これから、二人ともずっと夢を追いかけていけるよう、祈りつつ、お贈りします。
( いつか、僕の note も見てほしい、と思いつつ )


Lyrics #71 卒業

胸の中の時計が カウントダウンを始める
君とこの町に 別れを告げるその時を
後悔とは違う この心の 痛みに
泣いたり 笑ったり いろいろあったね
その全てが 二人で行った
あの映画館のスクリーンのように
映して流れていく 僕たちの思い出を
まるでみんなが 観てくれているように
僕たちを囲んでいる
この町で 過ごした日々は 
このホームの 春風のように 
過ぎ去るようだね


一日二十四時間 君のことを想ってる
僕は君と逢ってから 明日が見えたんだ
希望とは違う この心の 光に
転んだり 走ったり いろいろあるよね
きっとこれからは 明日へと
この電車の走る レールのように
川を越えトンネルを 抜けて大地を走り
僕たちの夢の駅に 止まるように
いくつもの標をたどる
この町で 過ごした日々は
発車のベルが 鳴り響き
胸にしまうから


僕は これからも 君といっしょに
標のひとつひとつを 歩みながら
いつの日か 同じホームまで  
君とともに

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