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協調性を大事にする人ほど攻撃性が高くなる
協調性と規範意識が高い人は攻撃性が高い傾向にあります。
みんなで同じことをするのが良いと思っていたり、ルールを厳格に守らないといけないと思っている人ほど他人を攻撃するんですよ。
協調性が高い人は攻撃性も高い
感染症問題をきっかけとして他人に攻撃する人が増えた気がします。
今回のコロナの拡大で「みんな一緒に頑張ろう!」という常識が成立したので、これを厳格に守っている人ほど他人を攻撃してしまっているのでしょう。
人は無条件で「みんな同じ」になることを求めます。
個々の価値観や能力は本来バラバラなのですが、なぜか「みんな同じ」を絶対条件にしてしまう人がいるんですよね。しかも結構な割合でこういう人は存在します・・・
この理由として「集団生活」が挙げられると思います。
人間は古くから集団生活をしてしました。
その方が生存確率が上がり社会的な発展が期待できたからです。それに伴って人間は「個よりも集団を重視する」感覚が身についていったとか。だから集団に利益をもたらすものは愛されて、利己的で個人の利益だけを追求する人間は嫌われるようになったのです。
集団から愛される人と言うのは能力が高かったり誠実性があったり、後は自己犠牲を払える人でしょう。
こういう人は集団に大きな恩恵をもたらします。
集団に恩恵をもたらすことで自分が生き残れる可能性も高いので、そういう人を好きになる傾向はあるんですよね。
ただこの進化の過程で染みついた価値観が現代ではエラーの原因になっています。なぜなら過激な競争社会が誕生し人を出し抜く必要が生まれて、そして社会がより複雑になってきたので、全てを把握することが出来なくなったからです。
旧時代と新時代の価値観の対立
例えば古くの狩猟採集民の人間たちが求める人間性はシンプルでした。
みんなで一緒に食料を確保するために、協力できる人間性があればそれだけで愛されたと言えます。
しかし複雑な現代社会ではそうはいかないのです。
資本主義の世界では「みんな同じ」価値観は、自分の価値を下げて競争に負ける可能性を高めます。だから出し抜く必要が生まれて人と違う価値観を追い求めないといけなくなったわけです。
そうしないと価値ある人間に思われないので、異性から好かれないし社会から高い評価をしてもらえないからです。
しかし古くから集団生活を大事にしていた人間はその、社会の変化に合わせて価値観をアップデートすることが出来ていないんだとか。
なので1人勝ちする人を利己的な人だと認識するのです。
そうやって優秀な人を叩く文化が生まれてしまっているんですよね。
協調性を大事にする古くからの価値観と、社会に合わせて個性を活かしたほうが良い価値観が対立して、争いが生まれてしまっていると言えます。なので複雑な社会では争いは絶えないし、いろんな人が攻撃されてしまうんですよね・・・
今の時代では個性を認めた多様性を考えることが適切だと思います。
しかし集団として足並みをそろえることを大事にしている人は、この考えは理解できないんですよね。
さらに集団生活をするうえではルールを守ることも大事なことです。
なぜなら秩序が生まれるから。
他人を攻撃する人間の特徴とは
秩序が無ければ混沌とした世界になり、個人としても生きづらくなります。だからこそルールを重要視する傾向があり、そこからはみ出す人間を徹底的に排除しようとしてしまうのですよ。
「今は自粛期間中だから家にいろ!!」
と必要以上に叩く人がその一例です。
あらゆる理由があって外出しないといけない人もいるのですが、その背景を無視して無条件で人を叩いてしまうのです。ルールを大事にすることは確かに必要ですが、そもそもそのルールが適切なのかどうかも判断しないといけません。
間違ったルールを人に押し付けていると意味がありませんから。
例えばコロナの拡大で自粛が促されましたが、「経済活動」の必要性を訴える人もいますよね?確かに経済の悪化は犯罪率の増加や自殺率の増加など、あらゆるデメリットがあるのが事実です。
だからそこにも目を向ける必要があるのですがなかなか、そこまでは配慮出来ないんですよね。
社会が複雑になったので処理する情報も複雑で、上手くそこに対応できないのです。
だから知性が低い人ほど安易に他人を攻撃してしまうのです。
他人を叩く人は「セロトニン」という脳内物質に問題があるようです。
他人に対して思いやりをモテない人ほどセロトニンの量が少ないのだとか。
女性にも少ない傾向があると言われておりセロトニンが少ないと、イライラしたり不眠につながったり向上心がなくなったりするようです。
セロトニンは日光を浴びると増えると言われています。
なので日照時間が短くなる冬場はうつ的な症状が多くなるとか。
いろんな背景で人を叩くということもあるのでしょうが、攻撃のない穏やかな世界で住みたいものです。
何者でもない僕をサポートしてくれるならあなたの気持ちに答えれるように、これからもコツコツ頑張っていきます。