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現代アート/人物画をデザインする


「incense」

「breeze」

吉岡徹
東京芸術大学デザイン科を卒業後渡米、帰国後デザイン事務所を開設、カネボウ、日航、三井銀行、読売新聞の広告を担当。
毎日広告賞、中日広告賞、準雑誌広告賞等を受賞。
その後、長年にわたり大学、大学院で色彩学、意匠学を指導。
多くの著書を出版し、アメリカコーネル大学、オレゴン大学、モア美術館等の講演をするなど、デザインに深くかかわってきました。
吉岡の作品は、抽象的なデザインを主に表現材料としてきたため、人物画を描く事は今までなかったが、2021年に2枚の人物画を制作しています。

「breeze」との2枚です。
2枚のアクリル画は女性を描き、背景を抽象的なデザインで表現しています。バランスが悪いほどの人間離れした首の長さや目の大きさ、輪郭の細さは女性の神秘的な美しさを表現し、近寄りがたい印象を与えています。

可愛く、優しい、柔らかいイメージの女性ではなく
意志の強い、強かでスキのない冷たいイメージ、そんな言葉が似あうような女性を描いたのでしょう。

背景のデザインは人物を引き立て、表情を、よりクールに見せています。

抽象画を描く吉岡徹の作品としては大変珍しい作品です。

https://www.instagram.com/gallery.tet/


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