見出し画像

「君にいてほしい、だから仕事を。」

 ご縁があって、道北のとある自治体のマーケティング支援のお仕事をさせていただくことになりました。

(ちなみにうちの町は複業OKの超寛容な自治体。地域おこし協力隊になりたいかたは絶対うちの町がオススメです。のびのびやれます。複業OK、週4勤務、時間管理も無し。google カレンダーで予定共有。普段は自身のMAC利用。)

 自動車、バス、電車、レンタカーを乗り継いで、door to doorでなんと9時間!

 北海道広すぎる〜〜〜〜〜〜!!!!

 こちらの自治体がとても先進的な取り組みを次から次へと仕掛けており、前々からぜひ一緒にお仕事をしたいと思っていたところ、たまたまやりとりする機会があり、あれよあれよとお仕事受注、、となりました。

 1日目の夕方に到着し、軽く打ち合わせ&町内案内を終えた後、夜はプロジェクト担当者のみなさまと食事。

 ビールで乾杯をして5分後に自治体の職員の方から言われたのが。

 「まあ、中神さん、うちに移住しませんか?」

 勧誘が早すぎておもわず吹き出してしまった。笑 

 スカイプで打ち合わせはしたことがあったけれど、直接会うのは初めてだしまだ5分しか経ってませんよね?

 「まあ」も、もはや、何がどう「まあ」なのかもよくわからない。笑

 その後も、昼・夜の食事の度に熱烈なアプローチを受けました。

 こうやってものすごい熱量でお誘いいただくのは、ものすごく嬉しい。

 自分が必要とされていると感じられるし、こんなに求められるのなら応えたいという気持ちになる。

 何度も告白されているような気分。笑 


 今回いただけた仕事はもちろん精一杯やらせていただきますし、満足してもらえる結果を出すと約束しますが、心底この地域のために頑張ろう!と思えたのは担当者さんの気持ちが大きくて。

 今後も私と一緒に仕事ができるように、色々とヒアリングしてくれたのです。

 「人を繋ぎ止めるには、仕事が必要」

 本当によくわかっている方たちだと思った。

 地域に残るには、仕事がないと。

 仕事がなければ、いなくなってしまっても仕方ない。

 「君にこの地域に残ってほしいから、出せる仕事を探す&作るよ、そのために僕らに考える時間を。」

 

 こういうスタンスで協力隊と関わりを持っている地域はどれくらいあるのだろうか。

 協力隊に定住してほしい、そのために起業しろという圧力がすごいけれど、

 そもそも起業ってリスクも大きいので無理してまでやるものじゃないと思うし、向き不向き、タイミングだってあると思う。

 協力隊に新たに仕事を作らせるよりも、

 地域の中、特に行政の中にある「これは外に出した方が良い仕事」を見つけて、切り出してあげれば良いのでは?

 1人が食べていくには、それで十分だったりする。それで十分、地域に残ることができるのになあ。


 なんてことをぼんやりと考えていました。

 






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?