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【文学フリマ東京38】「中島磯野野球カレンダー」が長年抱き続けた気持ちの昇華になった話

文学フリマ東京38、無事に終わりました。

おかげさまで、人生で初めての貴重な経験ができました。

「人生で初めて」というのは、書いたものを目の前で読んで笑ってもらうという経験です。

ブース設営。
直前に体調不良があって、前日夜に最終準備をしていました。



知らない人に手に取ってもらう。
知らない人を楽しませる、笑ってもらう。

それが、「中島が磯野を野球に誘い続ける365日カレンダー」を冊子として制作し、文学フリマで販売する理由でした。

自分は楽しくて365日分作ったけれど、人にどう受け止められるのだろう。
SNSでは「いいね!」が「2」ぐらいだったけれど、世に出してみたらどうなるんだろう。
誰も何も読もうとしなければ諦めがつく……か。

そういったもやもや、やってみないとわからない打開策のような気持ちでの出店でした。

「そ-53」そごさ行けばあるよ!と津軽弁の語呂合わせでブース名アピールもしました。



どきどきを抱えての出典でしたが、ブースにはおそらく100名ぐらいの方々に来ていただけたかと思います。

そのほとんどが、「何なんだ、この本は」という立ち止まり方でした。

そして老若男女、さまざまな方々に冊子の見本を読んでもらいました。

見本をぱらぱらと読んで、吹き出したり笑顔になるお客様方。

自分で書いて作った本で、目の前で笑ってもらうという体験は、自分史に残る得難い瞬間でした…。

いま振り返ってみても、他に似たような状況を想像するのが難しいです。


昔、「ハガキ職人ナイト!」というイベントを立ち上げて、投稿者が選者の縛りをなくして、直接お客様に投稿コーナーのネタを回答する構図を作りました。

そこから、
「もっと外の人に見せたい」
「もっと縛りがない自分なりの作品を見せたい」
という気持ちを抱き続け、それがようやく文学フリマ東京38の会場で昇華できた気がします。

とにかく出店して良かった。知らない方と触れ合えて良かった。

…大変申し訳なかったのは、病み上がりで声が全然出ず、お客様との交流が満足にできなかったことでした。

すみません。

そうした中で冊子の購入まで決めていただいた方に、改めて感謝申し上げます。



文学フリマ東京38は終わりましたが、「中島磯野野球カレンダー」はまだ買うことができます。


boothで販売中です。
住所等を送り先に知らせることなく購入することができます。

中島が磯野を野球に誘い続ける365日カレンダー【2025年版】 | 本多へいはちろうの販売店https://tonbogiri.booth.pm/items/5610353


また、MOUNT ZINEさんの店頭でも販売しています。
実際に手を取って見ることができます。
https://zine.mount.co.jp



「外の人に読んでもらいたい」という熱はまだ冷めていません。
その他にどういう方法で広められるか、動いていきたいなと思っています。


最後に、2025年のカレンダーなので、年末に売らなきゃ損だろ!と思いまして、次回の文学フリマ東京39にも応募済ということを報告しておきます。

次回は東京ビッグサイトだそうです。
もし冊子にご興味ありましたら、次回ブースでお会いしましょう。

体調管理だけはしっかり気をつけます。

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