雑学note【第13回】 シャチハタって何でシャチハタって言うの?
「印鑑お願いします。シャチハタで結構ですよ~」
人として生まれ、己が人生を精一杯生き抜こうとしていると、よく耳にする言葉であるが、この「シャチハタ」って何なのだろう?
朱肉にポンポンしなくても、そのままガポっと押せば印字されるハンコのことを「シャチハタ」というのはわかるとして、その名前の由来は何なのだろう。調べてみた。
シャチハタは会社の名前であった。「シヤチハタ株式会社」。
表記としては「シヤチハタ」と「ヤ」を大きく書く。もちろん読むときは「シャチハタ」と普通に発音してよい。お好みで「シャチハタ!」「シャチハタ♡」と発音してもよい。
名古屋の会社だから、名古屋城でおなじみの「しゃちほこ」のしゃちを旗印にした、というのが名前の由来だそうだ。
この会社が開発した、朱肉がなくても押せるハンコ。一般名詞だと「インク浸透印」というらしい。すっかり会社名のシヤチハタがその代名詞になってしまっている。
だけど、シヤチハタ社が出しているインク浸透印の正式な商品名は「Xスタンパー」。
なので、「印鑑お願いします。Xスタンパーで結構ですよ~」と言った方が、よりシヤチハタ通に見えることだろう。自分をシヤチハタ通に見せたい人は「Xスタンパー」とあえて言う道を貫いて欲しい。
このXスタンパーに代表される「インク浸透印」。手軽で便利だけど、ゴム製なので、劣化、変形などの恐れがあり、重要な契約書類などでは使用できない。
加えて、宅配便もサインで済ますので、個人的には、もう使う機会がなくなってしまった……。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?