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【月刊 キャンパスライフジャーナル】 2024年6月号

★ ★  目 次  ★ ★   
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●今月のキャンパスライフ報告
●学校より 「100年前の教科書」
●学生寮より 「裸族が増える」
●編集後記
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● 今月のキャンパスライフ報告 ●
 
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 最近は雨が多く,涼しくなって過ごしやすくなりました。14日に避難訓練があり授業中,先生から学生へ「(避難訓練から)逃げないでください」とくぎを刺されていました。部活の部室に閉じこもり,カギを締めて待機していた学生もいて,何だか懐かしい気持ちになりました。ちょっと悪さをするのは楽しい気分になります。さて,大学で学び直しの2年目は,夏休みまであと約3週間,たくさんの提出課題をこなしつつ,期末テストに向けて少しずつ勉強している今日この頃です。大学2年目ということで,1年前の今よりも大学生活が慣れてきていますが,勉強している科目も学年が上がったことで難しくなっており,何だか余裕がなくなってきました。あと3週間,何とか頑張って乗り切りたいです。
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● 学校より 「100年前の教科書」 ●
 
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◆【100年前の教科書(6月3日)】
 
 100年前,明治とか大正の頃の教科書に触れる機会が授業中にありました。
 科書を手に取ると,今の時代が恵まれているんだなと感じるとともに,インターネットで何でも調べられる現在,何で人は調べないんだろうとも思います。でも,100年前でも,調べようと思えば,これだけの内容のものが分かるので,やはりその人次第なんだなと思いました。

 昔の教科書は,著者の住所まで書かれているのは驚きでした。

◆【秋田県八郎湖の干拓事業と現在(6月4日)】
 
 戦後の食料難の時,秋田県の八郎湖を農地にしたことが授業でありました。
 八郎湖の干拓事業は壮大な事業規模だと感じたとともに,湖で生計を立てていた漁業従事者の動向や,漁業産業の衰退が気になりました。

 また,現在の日本はコメを作りすぎていて,コメを作らないようにしているので,この事業が実施された数十年の今の視点から,この干拓事業が必要だったのか考えさせられました。
 
 また,授業を聞いていると,農用地造成における山林原野を伐採伐根して新しい農地を作ることについて,人間による森林伐採や森林減少,生態系の破壊,災害や地球温暖化を引き起こしているように思え,山林原野を農地にすることは違和感を感じました。

 
◆【コンクリート排水路(6月11日)】
 
 以前,東日本大震災の被災地で,整備されたばかりのコンクリートの排水路に,メダカが泳いでいたのを思い出しました。

 土水路は,水草が生え,よどみもあり,汚いイメージがあり,一方,コンクリートの排水路はとてもキレイで良いなと思っていましたが,生物や植物の視点から考えると,生育しにくい環境を作っていたのかと思うと,複雑な気持ちになりました。

 授業では,耕地の区画には,農区・圃区・耕区と細かく分かれていることを知って,勉強になりました。
 

◆【客土運搬から被災地を思い出す(6月18日)】
 
 客土の運搬について授業がありました。
 パイプラインやトラック等の客土の運搬方法が紹介されましたが,東日本大震災で岩手県の陸前高田市が巨大コンベヤー で土砂運搬していたのを思い出しました。私が被災地の宮城県で仕事をしていた時,耕地に適した土を下層に埋め込 んだり,海の埋立てに使ったりしていたのが残念でした。

 当時,それを指示していたのは役所の工事担当者。公務員の土に関するリテラシーが高くなればいいのにと思いにふけました。
 

◆【マイクロファイナンスもどきとナスの更新剪定(6月25日)】
 
 農業で不利益を受けた人を地域で補償する「とも補償」について授業がありました。
 マイクロファイナンス(マイクロクレジッ ト)もどきのようで面白いと思いました。
 
 「二期作」についても授業で紹介されました。
 1年に2回同じ作物を栽培し収穫する「二期作」は以前,私がアフリカに住んでいた時のことを思い出しました。実を収穫し,生長が衰えてしまったナスの枝を,水をやり続けて回復させ,4回収穫できたことを思い出しました。

 施肥と温度管理(寒い時期を乗り切る方法)の知識と経験があったら,もっと長い期間収穫できたかもしれないと思いました。
 

◆【中間テストの返却(6月28日)】
 
 2科目の中間テストが返却されました。
 この2科目,前学期に上級生が苦しんでいるのを見ていた科目だったので,春休みから予習をしてテストに備えていましたが,結果は残念な点数でした。私には「難しすぎる」。

 この2科目の期末テストが3週間後に迫ってきているので,ストレスが最高潮になってきました。不安で仕方がないですが,自分のベストを尽くす以外は手がないようです。頑張ります。
 

◆【糞尿を運ぶ桶で野菜を運ぶ(6月29日)】
 
 私が通う大学は,1科目15コマの授業がありますが,そのうち13コマは対面授業,2コマはオンライン授業(教材配信)です。
 オンライン授業で勉強しました。

 江戸時代の農村と都市における野菜と糞尿の循環システムで,桶を使いまわしている点が現代では衛生的にあり得ないので衝撃的でした。桶は野菜用と糞尿用で分けてほしいですね。

 水田による近隣の平均気温低下効果は,地球温暖化対策と世界の食料不足を同時に解決するのではと思いました。
 
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● 学生寮より 「裸族が増える」 ●
 
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◆【裸族が増える】
 
 新学期が始まり,約3ケ月が経過したので,新しい寮生も新生活に慣れてきたことと思います。
 最近は,夏になり熱くなってきたので,上半身裸の寮生が増えてきました。やはり,男性寮なので,ワイルドに上半身裸の子が廊下や洗面所にいるのが目立ってきました。開放的でいいですね。
 
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● 編集後記 ●
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 明日から7月です。毎日濃密な時間を過ごしているので,「まだ6月か」と思うときもあります。夏休み中の研修が2つ決まって,その1つは来月末に1週間あります。JICAの大学生向け研修で,様々の国々から日本に来ている研修生達といっしょに,園芸作物栽培技術に係る実験実習をすることが決まりました。新たな人との出会いが楽しみです。
 今後も無理をしない程度に執筆をしたいと考えています。

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