【月刊 キャンパスライフジャーナル】 2023年4月号

 
★ ★  目 次  ★ ★   
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●今月のキャンパスライフ報告
●学校より 「アナログからデジタルへ」
●生活より 「引越しによる新しい環境」
●編集後記
 
 
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● 今月のキャンパスライフ報告 ●
 
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◆【A大学に入りたいと思った理由】
 
 
先月の3月まで、東日本大震災の被災自治体にて公務員として約10年、被災地の復興の仕事をしました。
高台に団地を造り、その高台へ被災者が集団で移転したため、被災跡地は空き地が広がり、その利活用が問題になっています。
 
 
 被災集落は少子高齢化が進んでいる状況です。そんな中、90歳の女性が「畑をしたいので、空き地を貸してほしい」と申し出がありました。
また、高齢者は年齢とともに、「脂っこい食べ物」より「健康に気をつけた食べ物」を好む傾向があると感じていました。
 
 
 そんなことから「今後、空き地でスマート農業をやることで、被災地の問題点を解決できるのではないか」とアイデアが思い浮かびました。
 
 
 このアイデアを実行するため、A大に入りましたが、A大を選んだ理由は下記のとおりです。
 
 
①  学科の使命に惹かれた
②  A大の人は、ずっと一緒にいたいと思える人達だった
 
 
「土地があるけど、何もない。農業をしたく、農地を開きたいが技術者がいない。農業技術者を満州国へ送ろう」というのは戦前の話。
だが、被災地の問題解決を考える上で、この戦前の話は参考になることが2点ありました。1つ目は、儲かる農業。2つ目は、住みやすい農村の実現です。
 
 
①  儲かる農業は、機械化により労働と土地の生産性を上げる
②  住みやすい農村は、都市と農村の物の循環を良くする
 
 
今後、被災地や開発途上国の問題を解決するべく、これらの内容を勉強していく予定です。
 
 
 また、JICA青年海外協力隊としてアフリカへ赴任していた時、A大の学生約15人が1カ月、短期派遣されました。2006~2007年の冬休みの時です。
学生さん達が研究に打ち込んでいる姿を見て、何か感じるものがありました。
 
 
 どんなに良い規則・システム・設備等があっても、結局は「人」。「ここにいる人達と一緒に働きたいか?(勉強したいか?)」ということが重要です。
アフリカでのA大の学生さん達との交流で、A大は他校より親近感があったこともA大を選んだ理由です。
 
 
 「結局、人」とは言ったものの、A大の施設は誠に素晴らしい。
校舎はピカピカ、天井も高く、各教室にプロジェクターのスクリーンが2つ配備。この不景気で、この施設を建設できるとは「A大、凄い」と思わずにはいられません。私を含め学生は、こんな立派な施設で勉強できるなんて幸せです。
 
 
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● 学校より 「アナログからデジタルへ」 ●
 
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◆【デジタル化社会】
 
 
学校見学に来ていた幼稚園児・保育園児は、皆が片手にタブレットを持っていました。「時代が違う」と感じてしまいました。
大学では、下記3点がデジタル化され、AI(人工知能)の講義もあります。
 
 
①  「C-Learning」  教授が各講義の出欠確認
②  「Forms」    講義後の課題を、アンケート作成ツールで提出
③  「学生ポータル」 大学から学生へお知らせ・時間割・履修登録等
 
 
デジタル化社会を大学で経験し、アナログ時代からの急激な変化に、ついていくのがやっとの状況です。
講義の出欠確認は、C-Learningで行いますが位置情報から、教室にいるのか、外から出席報告しているかがバレバレだそうです。見て見ぬふりをしてくれる教授もいらしゃると思いますが、悪いことはできないものです。
 
 
◆【ChatGPT】
 
 
世の中は、「チャットGPT」というものあり、インターネット上で、まるで人間が書いたかのようなレポートが作成できたりします。私は「チャットGPT」に3つのことを尋ねました。
 
 
①  「測量の歴史」
②  「災害に強い橋梁」
③  私の名前
 
 
 「チャットGPT」は、インターネット上に文章で回答してくれました。なかなかの精度です。
過去の莫大なデータを文章化しているため、過去を調べたいのであれば非常に便利です。
ただ、未来を考えたり、新たな分野を調べたり、新しいことに挑戦する代わりに、過去のコピーばかりのレポート・論文・商品等を量産しないよう、自分をしっかり管理しないと、卒業後に「何のために大学に行ったの?もっと勉強しておけばよかったな」となりそうです。
 
 
◆【YouTubeの活用】
 
 
 ド文系であり、高校時代は挫折して数学の授業を聞いていなかったため、大学数学の講義を聞いていても、全くわからない状況です。
また、関数電卓をメルカリで取り寄せたはいいが、電卓の機能がわからない、沢山あるボタンをどう押せばいいかわからない、という状況でゴールデンウィークを迎えました。
GW中は、YouTubeの動画で、中学生や高校生に向けた数学の授業を見たり、関数電卓の使い方の理解を深める予定です。
 
 
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● 生活より 「引越しによる新しい環境」 ●
 
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◆【Google Mapsの検索履歴】
 
 
 新しい活動の場所で、まず、どこに何があるかを調べ、行ってみた所をGoogle Mapsの検索履歴で確認してみました。
 
 
①  最寄駅
②  区役所
③  図書館
④  コンビニエンスストア
⑤  スーパーマーケット
⑥  床屋
⑦  100円ショップ
⑧  内科
⑨  歯医者
⑩  宅急便
⑪  郵便局
⑫  携帯電話のショップ
 
 
これらは、私が日本で生活する上で、なくてはならない所のようです。
3番目に図書館がどこにあるか調べ、本を借りに行ったのが、意外な結果でした。
 
 
◆【学生寮】
 
 
 学生寮を初体験しました。
以前から住んでいる学生も、私の存在が奇妙だったようで、話しかけてくれました。
「部屋が空いていれば、OKなんですね」
「私も、入居できるか分からなかったので、不動産屋さんに聞いてみました。年齢制限とかありますかって」
 
 
やはり寮は、寮長・寮母さん、食事を作ってくださるスタッフ、寮の掃除をしてくださるスタッフのお人柄が良いのが、一番良いです。
何気ない声かけや会話、雑談って大事だなと思う今日この頃です。
 
 
 また、寮で嬉しかったことは色々ありますが、トップ3は下記のとおりです。
 
 
①  美味しいご飯を作ってもらえる
②  お風呂に足を延ばして入れる
③  WiFi環境が整っている
 
 
食堂では、スタッフさんから「こんなにキレイに食べてくれてありがとうございます」「来てくれてありがとうございます」と言われました。
こちらこそ、大変お世話になっており、本当にありがとうございます。
 
 
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● 編集後記 ●
 
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 3月末に、東北から都会への引っ越しで今年は、散りかけでしたが、何とかサクラを見ることができました。
 
 桜並木ですれ違った外国人の二人組も、桜に心を動かされ、スマホで写真を撮っていました。暖かくなり、新生活が始まる春の桜は、何だか気持ちが良いものです。
 
 母親にLINEで大学入学式の日にA大の様子の写真を送ったら「なんかウキウキドキドキって感じ(笑)」になったとのことです。
 
 編入学で2年生から始まりますが、新1年生からは「凄いキャンパスライフ」と言ってウキウキドキドキしている感じが伝わってきます。
 
一方、2年生からは、何だか落ち着いた、環境慣れした感じが伝わってきます。
 
1年生と2年生の両方の講義に出席しましたが、同じ環境でも、学年が違うと雰囲気も全然違っているのも、何だか面白いです。
 
 今後も無理をしない程度に執筆をしたいと考えています。
 

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