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第4章 みんな生きている 23. どんな境遇でも子は親を想う

▲アリアデ難民キャンプ

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▲中央右上:アブドラマンくん〔自動車整備学科〕(17歳)

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▲アブドラマンくんの家族が住むソマリア・エチオピア難民が住むアリアデ難民キャンプで野宿中

 生徒の中には難民の子もいる。アブドラマンくんの家族は、学校から南西約20km・車で40分に位置するアリアデ難民キャンプに住んでいる。学校がある期間、アブドラマンくんはアリサビエ市の知人宅に居候し、学校に通っている。

 学校が夏休みの時期にアリアデ難民キャンプへ行った。キャンプ地に住所などない。アブドラマンくんや家族に会えるとも分からないので、旅のつもりで難民キャンプ地を散策していた。すると、偶然にも、アブドラマンくんがいた。

アブドラマン 「タカ! 何でここにいるんだ。母さん呼んでくるから待ってて!」
アブドラマン母「こんにちは。いつもお世話になっています(と言っていると思われる)」
私      「ナバット(こんにちは)」

 教え子から親を紹介してもらえて、とても嬉しい日だった。私も子供のころ、先生が家庭訪問に来るとき、親を紹介するのは気持ちが小躍りしていたものだ。優しい両親に育てられた私は幸せだ。どんな環境でも世界でも、親を紹介する子供の気持ちは同じだと思いたい。

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▲アリサビエ市からアリアデ難民キャンプへ向かう車中

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▲アリサビエ市からアリアデ難民キャンプへ向かう道中

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▲車内の様子

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▲アリアデ難民キャンプ

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▲アリアデの入り口

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▲アリアデ難民キャンプの様子

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▲アリアデ難民キャンプで野宿開始

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▲アリアデ難民キャンプの門番から夕食のプレゼント

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▲復路にいたラクダ(アリアデ難民キャンプからアリサビエ市の道中)

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▲6月20日は「難民の日」

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▲「難民の日」にアリアデ難民キャンプで開催されたセレモニー

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▲アリアデ難民キャンプにいる女性と子供たち

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▲女の子

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▲難民キャンプの子供たち

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▲難民キャンプの子供たち

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▲日傘をさす女性

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▲難民キャンプの女性たち

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▲難民キャンプにいた親子

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▲「難民の日」のセレモニー

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▲「難民の日」のイベントに集まった難民キャンプの人々

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